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ポッキーを並べておいしくプログラミング学習「GLICODE」(グリコード)

 江崎グリコは、小学校低学年の子供向けに、ポッキーやビスコなどの実際のお菓子を使ってプログラミングを学習できるアプリ「GLICODE」(グリコード)の配信を開始した。Android向けに配信が開始されており、iOS向けは8月下旬以降の配信を予定する。アプリは無料。利用の際には、市販されているお菓子のビスコ、ポッキーチョコレート、アーモンドピークのいずれか、または3種類全部を用意する。また、お菓子を置くためのクッキングペーパーなども用意する。

 「GLICODE」は、お菓子を決まった向きなどに並べ替え、アプリのカメラ機能で撮影すればキャラクターを動かすためのプログラムとして実行できる、小学校低学年の子供を対象にしたプログラミング学習アプリ。キャラクター「ハグハグ」を動かすためのプログラムやロジックを学習しながら入力し、ゴールに導くための動きを組み立てていく。ステージをクリアすると、ご褒美としてプログラムに使ったお菓子を食べ、次のステージに挑戦する。

 アプリを通じて、順番に動きを実行する「sequence」(シーケンス)、指定した動きを指定した回数だけ繰り返す「loop」、条件分岐を定義する「if」など、プログラミングの基本的なロジックを学習できる。

 総務省は若年層を対象にプログラミング教育を推進する事業を開始しており、文部科学省は小学校でのプログラミング教育の必修化を検討している。今回のアプリ「GLICODE」は総務省のプログラミング教育実施モデル実証事業に選定されているほか、東京都小金井市の市立前原小学校では9月下旬に「GLICODE」を使った公開授業も開催される予定になっている。