【ワイヤレスジャパン2012】
KDDI、各種センサーを一括で扱えるクラウドソリューション
KDDIブースでは、「マルチセンサ対応M2Mクラウド」と題し、複数のセンサーを一括して扱えるクラウドソリューションが展示されている。商用化は未定だが、法人向けの提供が想定されている。
人感センサーや煙探知機などのセンサーをクラウドサーバーと連携させるサービスは存在しているが、センサー1つ1つが別会社の提供となっている――担当者は、そうした他社のサービスと異なり、KDDIの取り組みは、複数のセンサーをまとめて扱い、クラウドで処理する仕組みと説明する。
展示コーナー | 人感センサー |
煙センサーと温湿度センサー | 管理画面 |
KDDIのソリューションでは、各種センサーが「ZigBee」という近距離無線規格で接続されている。ZigBee対応、という点は、他社にも存在するが、データのやり取りは独自規格になっていることが少なくないという。そこでKDDIでは無線通信区間だけではなく、データの部分もZigBeeに準拠。複数の機器を一括で扱い、さらに汎用性を高める、という特徴を打ち出している。
こうしたソリューションは、KDDIが直接、エンドユーザーへ提供するのではなく、法人の工場や事業場での節電対策、監視ソリューションを手がける事業者に対して提供することが想定されている。
(関口 聖)
2012/5/30 18:21