【ワイヤレスジャパン2012】
KDDI、車載ディスプレイとスマホの連携システムを披露


 KDDIブースの一角には、自動車に搭載するディスプレイ装置と、スマートフォンの連携を紹介するコーナーが設けられている。商用化は未定。

 車載ディスプレイは、現状のカーナビそのものではなく、HTML5コンテンツを楽しめる能力を備えたもの。デモでは、スマートフォンと車載ディスプレイはWi-Fiで繋がり、スマートフォンで撮影した写真を車載ディスプレイの大画面で楽しむ、といった形も可能で、地図データなどはスマートフォン側が担当することが想定されていたが、肝心な部分はHTML5コンテンツを利用できるという点だ。

 たとえばカーシェアリングやレンタカーなど、自分自身が保有していない車を利用する場合でも、手持ちのスマートフォンを接続すれば、普段使っているカーナビアプリ、映像コンテンツなどが利用できる。自家用車であっても、父親が運転する場合と母親が運転する場合で、異なるコンテンツの利用が可能で、自動車でさまざまなコンテンツを楽しめる仕組みであると同時に、個々人にパーソナライズする仕組みとしても機能する。




(関口 聖)

2012/5/30 17:46