【WIRELESS JAPAN 2010】
エリクソン、通信モジュールでLTE/スマートフォン対応をアピール

エリクソンのブース

　エリクソンのブースでは、ノートパソコンやネットブックに内蔵できる通信モジュールとして、LTE対応を謳うパッケージをケース内に展示している。また、HSPA/W-CDMA対応のデータ通信モジュールが展示されており、これを搭載したAndroidスマートフォンのコンセプトモデルでデモンストレーションが行われている。

　通信モジュールやバックボーンのネットワーク機器を展示することの多いエリクソンだが、今回展示されていた端末は、2009年に設立されたばかりのベンチャー企業「AAVA」（アーバ）が手がけたコンセプトモデル。同社はオープンソース主体の端末を開発しており、会場の端末ではOSにAndroidが搭載されていた。エリクソンが開発するのはベースバンドチップなどの通信部分。コンセプトモデルでは音声通話がサポートされておらず、技適認証などの関係から無線通信も行えない状態だったが、エリクソンのモバイル端末向けソリューションとして今後が注目される。

	LTE対応というパソコン向け通信モジュール
AAVA製コンセプトモデル。搭載OSはAndroid
	コンセプトモデルに搭載されるエリクソンの通信モジュール