NTT DOCOMO VENTURES DAY 2020

接客はリアルからチャットの時代に、空色のチャット接客ソリューション

 チャットツールを開発する空色は、電話接客がチャット接客に移り変わると予見している。同社のチャットシステムは、実際に一部の店舗ですでに運用されている。

 現在は、電話での接客についてはある程度普及しているもののチャットとなると例は少なくなる。しかし、空色のチャットツールは、実際の店頭での体験をデジタル化することを念頭にしている。すでに販売の現場に取り入れられるケースもあり、自動車の販売に使われた事例もあるという。

 NTT DOCOMO Ventures Dayで報道陣に公開されたデモでは、チャット上でジャケットを買い求める様が演出されていた。

 このデモのチャット画面の無効には実際に空色の社員がオペレーターとして存在しており、ジャケットを買い求めに来た想定での会話がなされていた。従来の「ログインIDを忘れた」などの機械的な動作に求められるチャットではなく、実際に店頭で店員に服を選んでもらっているような感覚だ。

 最初の応答では、AIだがオペレーターが必要と判断したタイミングで人間の対応へ切り替えられるという。オリンピックで訪日外国人への対応に各業界が苦心する中、チャットボットがひとつの選択肢になっており、今後さらなる需要が見込まれる。