NTT DOCOMO VENTURES DAY 2020
カメラで人間の感情を測定、Realeyesの感情分析ソリューション
2020年2月7日 20:03
ロンドンを拠点とする新進気鋭のAI企業、realeyesが手掛けるのは、人の感情を分析する「感情認識AI」だ。
使用するのは、スマートフォンやパソコンのウェブカメラで特別なハードウェアは必要ない。2万5000件もの過去のデータを基に、カメラで読みった被験者の表情を解析。用途としては、主に広告や宣伝ムービーの効果測定などに用いられているという。
通常、時間がかかる宣伝の効果のレポートを、同社の技術を用いることで数時間で提出することが可能としている。
同社は2020年4月に本格的に日本市場へ参入する予定であり、その際のビジネス展開を巡っては、「日本の市場は特殊で、スマートシティや医療、人事評価などさまざまな分野で応用できるだろう」とコメント。
ちなみに、カメラでの表情分析ではラテン系の人たちが最も表情が出やすく、日本人などアジア系はその逆だという。それでも、realeyesの表情分析は人種による測定精度の差は出ないとしている。