【CES 2018】

ASUS、米国向け「ZenFone Max Plus(M1)」を発表

 ASUSは、米ラスベガスで開催中のCESに合わせ、大容量バッテリー搭載モデルの「ZenFone Max Plus(M1)」を米国向けに発表。CESへの出展は見送っているが、同市内のホテルに開設したプライベートルームで、実機を公開した。

米国向けに発表された「ZenFone Max Plus(M1)」

 ZenFone Max Plus(M1)は、ASUSのスマートフォンとして、初めて18:9の縦長ディスプレイを採用したモデル。端末自体は2017年11月に発表されていたが、CES開催に合わせ、米国向けにお披露目された格好だ。サイズは5.7インチながら、横幅を抑えられているため、「サイズ感は5.2インチクラス」(説明員)となる。720pのHDモデルと、1080pのフルHDモデルの2種類を用意する。実機を手に取ってみたが、横幅が73mmのためか、片手で持ってもスムーズに操作できた。

ディスプレイのアスペクト比は18:9で縦長。横幅が抑えられ、手にフィットする

 ボディは金属製で、背面には標準と広角、2つのカメラを備える。ASUSはZenFone 4シリーズで、全機種デュアルカメラ搭載という特徴を打ち出していたが、ZenFone Max Plusもそれを継承。カメラのユーザーインターフェイス内に表示されたボタンをタップするだけで、標準と120度の広角の画角を簡単に切り替えることができる。標準カメラは16メガピクセル、広角カメラは8メガピクセルとなる。フロントカメラも16メガピクセルと画素数が高く、自撮り用アプリの「SelfieMaster」も内蔵されていた。

標準と広角、2つのアウトカメラを搭載し、切り替えも簡単
インカメラも高画素で、セルフィー用アプリも内蔵する

 Maxシリーズのため、バッテリー容量が大きく、カタログスペックは4130mAh。バッテリー関連の機能を1つにまとめた「PowerMaster」アプリも内蔵されており、省電力設定をオンにしたり、他のスマートフォンを充電したりといった機能を利用できる。OSにはAndroid 7.0を採用。プリインストールアプリを減らし、メニュー構成を標準のAndroidに近づけ、すっきりとさせたZenUI 4.0も内蔵する。ミドルレンジのスペックのため、価格も229ドル(約2万5558円)と安い。米国での発売は、2月を予定しているという。

バッテリーは4130mAhと大容量。バッテリー関連機能をまとめた「PowerMaster」アプリも内蔵する