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ASUS、ダブルレンズカメラ搭載の「ZenFone 4」シリーズを紹介

 ASUS JAPANは20日、カメラ機能を強化したAndroidスマートフォン「ZenFone 4(ZE554KL)」「ZenFone 4 Pro(ZS551KL)」「ZenFone 4 Selfie Pro(ZD552KL)」をメディア向けに公開した。本記事では3機種の写真を中心にイベントの模様をお伝えしよう。スペックや機能の詳細については、発表時の記事も参照いただきたい。

 また、この日発表されたAndroidタブレット「ZenPad 10(Z301M)」も紹介されていた。

ZenFone 4(ZE554KL)
ZenFone 4 Pro(ZS551KL)
ZenFone 4 Selfie Pro(ZD552KL)
ZenPad 10(Z301M)

ZenFone 4(ZE554KL)

 ZenFone 4は、フルHD液晶ディスプレイを搭載するAndroidスマートフォンだ。メインチップはミドルハイクラスの「Snapdragon 660」ながら、メモリは6GB、64GBと、ハイエンド端末に準じたスペックを備える。

 背面カメラが標準画角+広角のデュアルレンズカメラとなっている。両面にガラスを採用し、側面のフレームは金属製。背面にはヘアライン加工が施されている。

ムーンライトホワイト
ミッドナイトブラック。ZenFone 4のみ、別売の純正フリップカバーが用意される

ZenFone 4 Pro(ZS551KL)

 ZenFone 4 Proは、ZenFone 4シリーズでもっとも高性能なスマートフォン。ディスプレイは有機ELとなり、ハイエンドクラスのチップセット「Snapdragon 835」と6GBのメモリ、128GBのストレージを搭載する。

 背面カメラは標準画角+2倍ズームという構成になっており、デジタルズームを併用すると最大10倍のズームが可能。レーザーオートフォーカス機能や、画像処理用の専用チップを搭載する。筐体は、前面・背面とも丸みを帯びた2.5Dガラスを採用。側面は樹脂フレームにパール調の塗装を施している。

ピュアブラック
ムーンライトホワイト

ZenFone 4 Selfie Pro(ZD552KL)

 「ZenFone 4 Selfie Pro(ZD552KL)」は、前面カメラをデュアルレンズにして“自撮り”性能を強化。有機ELディスプレイに「Snapdragon 625」、4GBのメモリ、64GBのストレージを搭載する。

 筐体は、金属のユニボディとなっており、このモデルのみレッドやゴールドといったカラーを用意する。前面カメラは標準画角+広角となっていて、4K画質でのセルフィー動画撮影や、美顔効果をかけた状態でライブ配信ができる機能を搭載する。

クラシックレッド
サンライトゴールド
ネイビーブラック
有機ELディスプレイを搭載するZenFone 4 Pro/Selfie Proには、時計や通知を表示する待受機能が搭載

ZenPad 10(Z301M)

 「ZenPad 10(Z301M)」は、10.1インチのAndroidタブレット。背面パネルをニットパターンで加工し、樹脂素材ながら布のような質感を持たせた7月には共通デザインの「ZenPad 10(Z301MFL)」が発売されている。

クラシックホワイト
アッシュグレー
ダークブルー

ZenFone 4 Proなら「8倍明るく撮れる」

阿部直人氏

 イベントでは、ASUS JAPANのテクニカルプロダクト マネージャー 阿部直人氏がZenFone 4シリーズの新機能を紹介した。

 ZenFone 4シリーズで特に力を入れているカメラ機能は、「ユーザーのニーズにあわせて、さまざまなシーンで撮れるよう強化した」(阿部氏)という。対応できるシーンは、ZenFone 4は広角、ZenFone 4 Proはズーム、ZenFone 4 Selfie Proは広角でのセルフィー(ウィーフィー)と、機種によって異なる。

 また、暗所での撮影性能にも特に注力したとしており、大口径のレンズを搭載し、センサーの画素ピッチを大型化。その結果、一般的なスマートフォンのカメラと比較して、ZenFone 4では5倍明るく、ZenFone 4 Proでは8倍明るく撮れるようになったという。

 一方で、光が入り過ぎることにより、明るい箇所の白飛びが多くなる問題がある。上位機種のZenFone 4 Proでは、専用のハードウェアチップを搭載したことで、白飛びを軽減しているという。

 そのほか、「Zen UI 4.0」の新機能として、緊急時に連絡先を通知できる機能や、大幅に強化されたイコライザー機能、LINEやFacebookなどのアプリを複製し、1台の端末で2つのアカウントを使い分ける機能などが紹介された。