【2013 INTERNATIONAL CES】

ファーウェイはAscend D2、Ascend Mateを展示、Windows Phone 8も

 ファーウェイのブースには、7日(現地時間)に発表されたフルHDディスプレイ搭載の「Ascend D2」と、6.1インチの大画面モデル「Ascend Mate」が展示されていた。

新端末を多数取りそろえたファーウェイブース。Windows Phoneも初めて出展された

 また、8日(現地時間)には、同社初のWindows Phoneとなる「Ascend W1」が発表されている。ファーウェイのブースにはこの端末も展示され、実機に触れることができた。

 Ascend D2は、5インチ、1080pのフルHDディスプレイを搭載したスマートフォン。13メガピクセルのカメラは、ソニー製の裏面照射型CMOSセンサーを使用しており、HDRビデオ撮影にも対応する。防水、防塵仕様で、手にフィットする曲線的なデザインもこの端末の特徴だ。Ascend D2は、中国に加え、日本での発売も予定されている。

5インチのフルHDディスプレイを搭載するAscend D2。防水、防塵機能も備えるが、ボディはスリムだ
タブで簡易的な設定メニューと、Android共通の設定メニューを切り替えることが可能
バッテリーセーブモードは、パフォーマンス優先から省電力優先までの3種類から選択できる
画面上のキーを一時的に非表示にして、表示面積を広げることが可能。画面下から上方向にフリックすると、キーが現れる
利用シーンに応じた設定に一発で切り替えるプロフィール機能
カメラは13メガピクセルで、HDR動画の撮影に対応する
静止画撮影にもパノラマやビューティといった、さまざまなモードが用意される
アプリ履歴は、タスクマネージャーも兼ねている。画面下の“ほうき”をタップすると、タスクがまとめて消去される
画面内の雰囲気を変更する「テーマ」に対応。テーマはダウンロードもできる

 6.1インチの大画面を備えているのが、同時に発表されたAscend Mateだ。ディスプレイはサムスン電子のGALAXY Noteシリーズより大きく、どちらかというとタブレットに近いサイズだが、ファーウェイはこの機種をスマートフォンと定義している。

6.1インチの巨大な画面を搭載するAscend Mate

 Ascend D2とAscend Mateの2機種は、ユーザーインターフェイスを共通としており、iPhoneのような横スクロールのみのホーム画面を採用している。ただし、Ascend Mateはサイズ上、片手で持ちづらいことから、キーを左右のどちらかに寄せる機能が搭載された。

キーは、左右のどちらかに寄せることが可能。サイズは大きいが、文字は片手で入力できる

Windows Phone 8搭載「Ascend W1」

 ファーウェイはWindows Phone 8も、Ascendブランドで展開する。「Ascend W1」は、1.2GHzのデュアルコアチップ(MSM8230)を搭載し、4インチのディスプレイを採用。Androidの新端末に比べるとやや小ぶりで、片手でも簡単に操作できる。ポップなカラーバリエーションも、この端末の特徴と言えるだろう。ストレージは4GBで、バッテリーは1950mAh。サイズは124.5×63.7×10.15mmで、重さは120g。NFCもサポートしている。

ファーウェイ初のWindows Phone 8となるAscend W1
カラーはブルーのほか、ピンク、ブラック、ホワイトも用意

 CESで発表された新端末のほかにも、ミドルレンジの「Ascend G/Y」シリーズや、NTTドコモ向けの「Ascend」(展示名は「Ascend D LTE」)、米国に投入しているローエンドからミドルレンジの端末などが一堂に会するブースとなっている。

ドコモから発売中のAscendは、Ascend D LTEとして展示されていた
Ascend G、Yといったミッドレンジの端末も披露
米国での展示会ということもあり、北米モデルもまとめて並べられていた。どちらかというと、ローエンドからミドルレンジの機種が多い

石野 純也