【2012 International CES】
Androidスマホを多数出品するZTE、LTE対応のモックも披露


グロバールで発売中のスマートフォンが並べられたZTEブース

 ZTEのブースには、同社が発売するミッドレンジのAndroidスマートフォンが、多数並べられていた。

 同社の説明員が「ヒーローデバイス」と呼ぶのが、Android 2.3を採用する「Skate」という端末。CPUは800MHzのシングルコアで、4.3インチのディスプレイや500万画素のカメラを搭載する。

 また、最新機種としては、Windows Phone 7の「Tania」も紹介されていた。10.5mmと薄型で、1GHzのものを採用している。ディスプレイは4.3インチ。5メガピクセルカメラや、4GB+512GBのメモリを搭載している。Windows Phoneの特徴である「メトロUI」も、滑らかに動いた。

ZTEの説明員が「ヒーローデバイス」と呼ぶフラッグシップモデルの「Skate」Windows Phoneを採用した「Tania」

 既存モデルとしては、全世界で500万台以上を販売したエントリーモデルの「Blade」や、Android 2.3を採用し音楽再生機能を充実させた「Score」などが並べられていた。このほか、独自OSの音楽ケータイ「Chorus」も同じコーナーで紹介されていた。

世界で500万台以上を販売したエントリーモデルの「Blade」Android 2.3を採用し、音楽という特徴を出した「Score」
音楽ケータイの「Chorus」は独自OSだという。ただし、ロック画面はAndroidのものに近い

 動作する端末はなかったが、最新モデルの中央に飾られていたのがLTE対応の「Arthur」。説明員によると「今年中には市場に投入する」とのことで、今のところ、北米を中心に展開する予定だ。1.2GHzのデュアルコアCPUを採用し、NFCに対応するなど、従来のZTE端末に比べ、ハイエンド寄りの1台となっている。なお、OSのバージョンは2.3で、4.0へのアップデートは未定だという。

LTE対応モデルの「Arthur」。2012年中の市場投入が計画されている



(石野 純也)

2012/1/12 11:28