ウィルコム、法人向けに下り最大42Mbpsのデータ通信サービス


 ウィルコムとウィルコム沖縄は、ソフトバンクモバイル網を使った「WILLCOM CORE 3G」の法人サービス「3Gデータ定額ビジネス(S)」において、下り最大42Mbpsのデータ通信サービスを4月22日から開始する。これに合わせて、対応するUSB型データ通信端末「HX008ZT」も発売される。

 理論値ながら下り最大42Mbps、上り最大5.8Mbpsのデータ通信サービスを法人向けに提供する。ソフトバンクのDC-HSDPAおよびHSPA+方式のデータ通信サービス「ULTRA SPEED」を利用したもの。ベストエフォート型のサービスとなり、回線の混雑状況や通信環境によって、通信速度の低下および通信できなくなる場合があるとしている。

 上りの通信速度は、利用する機器によって異なる。なお、当日を含む直近30日以内の通信量が1000万パケットを超えると、通信速度が制限される。

 法人向けの「3Gデータ定額ビジネス(S)」の料金プランで利用できる。同プランは、2年契約、5回線より申し込みが可能。月額利用料は2580円、データ通信料は0~3000円(1パケット0.0105円)となり、これに2万1000円分(200万パケット分)の無料通信料が付与される。同一請求先の回線で無料通信分を分け合える。

 プロバイダー接続料は無料だが、プロバイダーはPRINに限定される。なお、申込時には契約事務手数料として3150円が必要で、2回線目以降は2100円かかる。

 対応端末「HX008ZT」は、ZTE製のUSB接続型のデータ通信端末となるULTRA SPEEDのほか、ソフトバンクの3G網に接続できる。Windows 7/Vista/XP、Mac OS X 10.4以降で動作する。最大32GBに対応したmicroSDHCカードスロットを搭載する。大きさは約27×87×14mmで、重さは約29g。

 



(津田 啓夢)

2011/4/11 15:44