通話機能搭載、低価格化を実現したFOMA通信モジュール
NTTドコモは、音声通話機能などを盛り込んだ組込用FOMA通信モジュール「FOMAユビキタスモジュール UM01-HW」を9月30日に発売する。
FOMAユビキタスモジュールは、自動販売機の在庫管理やタクシーなどの運行管理、電力やガス、水道の遠隔検針などに導入されているFOMA網に対応した組込機器用通信モジュール。新製品となる「UM01-HW」は、低価格化を実現し、パケット通信に加えて音声通話機能やSMS機能、国際ローミング機能などが追加された。
モジュールの価格は導入台数やソリューション毎に大きく変わるものの、従来のモジュールは1台1万5000円程度、「UM01-HW」は1台5000円程度になるとしている。
音声通話機能が盛り込まれたことで、たとえばエレベーターなどの緊急連絡用インターホンなどに利用できる。また、SMS機能によって、テキスト表示機能付きの自動販売機に対してSMSで表示するテキストが更新可能になる。国際ローミングは、建築機械の移動管理などに活用できるという。
通信方式は、W-CDMA(2100/850/800MHz)およびGSM(1900/1800/900/850MHz)に対応し、データ通信速度は下り最大384kbpsとなる。大きさは約45.0×31.0×5.4mm、重さは約11g。現在搭載されているネットワークアシスト位置測位機能、DoPaエミュレート機能には非対応となる。
モジュールは、全国のドコモ法人営業部門やパートナー企業を通じて販売される。
UM01-HW |
2010/9/24 06:00