サイファー・テックら2社、スマートフォン向けDRM技術を開発


 サイファー・テックとブルーオーシャンシステムズ株式会社は1日、スマートフォンやタブレット型コンピュータなどの各種電子デバイス向けのDRM(Digital Rights Management、デジタル著作権管理)技術の開発を発表した。2010年夏にMac OSおよびiPhone向け、Android向けのDRMサービスの提供開始を予定している。

 サイファー・テックは独自開発のDRMサービスを楽天やベネッセコーポレーションなどのデジタルコンテンツ配信事業者に提供している。デジタルコンテンツ流通でもiPhoneやAndroid端末をはじめとするスマートフォンやiPad、Kindleなどの電子ブックリーダー端末など、新たなプラットフォームでのサービスが期待されているが、コンテンツ流通に必要なDRM技術の多くがWindows OSのみを対象としていることから、開発に着手した。

 開発にあたって、スマートフォン向けのアプリケーション開発を手掛けるブルーオーシャンシステムズと協業し、さまざまなOSや電子デバイスで動作するマルチプラットフォーム対応のDRMサービスの開発および提供を行うことになったという。

 予定としては、2010年夏にMac OSおよびiPhone向けのDRM技術、Android向けのDRMサービスをサイファー・テックから随時リリースする見込み。サイファー・テックとブルーオーシャンシステムズは、iPhoneやAndroid端末などのスマートフォンのほか、タブレット型コンピュータなどにも対応したDRM(電子著作権保護)技術の開発・提供を行うとしている。

(工藤 ひろえ)

2010/4/2 06:00