NTTスマートコネクト、携帯3キャリア対応の動画配信サービス


 NTTスマートコネクトは1日、映像配信サービス「スマートストリーム」で、NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの3キャリアの携帯電話に対応した動画配信メニュー「モバイルオンデマンド配信 3キャリア向け配信タイプ」の提供を開始した。おもにプロモーションやコンテンツ販売用途を想定している。

 「モバイルオンデマンド配信 3キャリア向け配信タイプ」は、Webを利用したASPサービスのため、利用者側の設備投資などは必要としない。利用料金は初期費用が一律4万2000円、月額料金はディスク容量に応じた定額制で2万1000円から。

 「モバイルオンデマンド配信 3キャリア向け配信タイプ」では、動画ファイルの自動変換機能と、携帯電話機種の自動判別機能を持つ点が特徴となる。

 動画の自動変換機能により、サービス利用者がWebの管理画面からアップロードした動画ファイルを、配信システム側が国内主要3キャリアの携帯電話で標準搭載のプレーヤーで再生できる形式に自動変換する。また、視聴者が携帯電話から動画ファイルへアクセスした際には、視聴者が利用している携帯電話の機種とキャリアを、配信システム側で自動判別。最適な形式の動画を配信する。

 配信管理では、動画ファイルのアップロードのほか、DRMの設定やアクセス解析などの管理機能をもち、Webブラウザベースの管理画面上から各種設定やアップロードが行なえる。

 これまでNTTスマートコネクトでは、独自アプリ向けの動画配信サービス「モバイルオンデマンド配信」を提供していたが、今回「3キャリア向け配信タイプ」の開始により、ひとつのサービスで3キャリアに対応可能となった。

「モバイルオンデマンド配信 3キャリア向け配信タイプ」では、動画自動変換機能と端末・キャリアの自動判別機能により、ワンソースで携帯3キャリアに対応できる

(工藤 ひろえ)

2009/10/2 10:31