サンモアテック、Androidによるソリューション提供ビジネス


NTTドコモが発売したAndroid端末「HTC-03A」

 サントリーグループで情報システムサービスを手掛ける株式会社サンモアテックは1日、Androidによるソリューション提供ビジネスを開始したと発表。第1弾として、近日中に「Android Biz Suite」の提供を予定する。

 「Android Biz Suite」は、ビジネス向けのモバイルソリューション。Android端末を利用したシステムを企画・検討する際に、導入の必要条件となるセキュリティや運用支援、およびそれらの機能と連動した専用ブラウザと専用メーラーをひとつのパッケージとして提供する。

 具体的には、不正アクセスを防ぐ端末の認証、データ漏洩を防ぐデータの暗号化や自動消去(遠隔消去機能を含む)、Android端末に搭載されたソフトウェアの自動更新機能をサポート。それらの機能と連動した専用ブラウザと専用メーラーを合わせて提供する。

 また、「Android Biz Suite」は今後、意思決定支援機能やPC用のWebアプリケーションのAndroid端末最適化機能など順次機能拡張を行なう予定だ。

 株式会社サンモアテックはサントリー株式会社の情報システムサービス会社として1990年に設立され、サントリーグループシステムの開発およびインフラの設計・運用で培ったノウハウをサービス化し、外部販売している。代表的なサービスは、携帯電話パッケージ「MM Factory」、eラーニングの「楽々てすと君」、Javaバッチ処理高速化フレームワークの「Sunbatch」など。

(工藤 ひろえ)

2009/10/2 10:31