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ASUS、法人向けにMDM標準搭載の7型/10型タブレット「ZenPad for Bussiness」

 ASUS JAPANは、法人向けの7インチ/10.1インチのAndroidタブレット「ZenPad for Business」の提供を開始した。7インチの「ZenPad for Business 7.0」ではLTE対応モデルとWi-Fiモデル、10.1インチの「ZenPad for Business 10」ではWi-Fiモデルをラインナップする。

 オープン価格で、標準構成で1台納入する場合の参考価格は「ZenPad for Business 7.0」のWi-Fiモデルが2万1384円(税込、以下同)、LTE対応モデルが2万6784円、「ZenPad for Business 10」のWi-Fiモデルが2万8944円となっている。販売代理店はテックウインドとシネックスインフォテック。出荷開始は6月下旬。3モデルとも、カラーはブラックとホワイトの2色。

「ZenPad for Business 7.0」
「ZenPad for Business 10」

 「ZenPad for Bussiness」シリーズは、コンシューマーモデルと同等の筐体に、ASUS独自のMDM(モバイルデバイス管理)サービス「ADAM」(エイダム)を標準搭載する。

 OSはAOSP(Android Open Source Project)をベースに開発がしやすいようにカスタマイズを抑えた。コンシューマーモデルよりもプリインストールアプリケーションが少ないため、16GBの内蔵ストレージにより多くデータを保存できる。

 また、特定のアプリケーションだけを全画面で表示して、OSを表示しないKIOSKモードを備えている。有料サービスとして、OSイメージをカスタマイズした状態での納品に対応する。

 「ADAM」では今秋以降、ブラウザから管理できるWebコンソールを提供予定。遠隔操作で複数のデバイスを確認し、設定の一括変更したり、デバイス単位でロックや初期化を行ったりと、ブラウザから一元管理が可能。

「ZenPad for Business 7.0」

 LTE対応の「ZenPad for Business 7.0」(M700KL)は、SIMロックフリー仕様で音声通話にも対応する。OSはAndroid 5.1.1。チップセットはクアルコムのSnapdragon 210(1.267GHz駆動)で、メモリは2GB。バッテリーは3450mAhで、連続利用時間は約8.25時間。本体サイズは約110.9×189×8.7mm、重さは約268g。詳細な仕様は、コンシューマーモデルも記事も参照いただきたい(※関連記事)。

 Wi-Fi版「ZenPad for Business 7.0」(M700C)のOSはAndroid 5.0.2。チップセットはインテルのAtom x3-C3200を搭載し、メモリは2GB。バッテリー容量は3450mAhで、連続利用時間は約8時間。本体サイズは約110.9×189×8.7mm、重さは約268g(関連記事)。

 「ZenPad for Business 10」(M1000C)もOSはAndroid 5.0.2。チップセットにインテルのAtom x3-C3200を搭載し、メモリは2GB。バッテリー容量は4890mAhで、連続利用時間は約8時間。本体サイズは約251.6×172×7.9~8.9mmで、重さは約510g(関連記事)。