本日の一品

残量表示機能が使いやすい、ニッケル水素電池用の充電器

 「eneloop」などのニッケル水素電池を充電するにあたって困るのが、電池の残量が分かりづらいことだ。充電器にセットして充電を始めたのはいいが、残量がほとんどない状態から充電が始まったのか、それともほぼ満充電の状態から継ぎ足しで充電を始めたのか、少なくとも外見からはまったく判断がつかない。

形状は通常の充電器と同じ。USBケーブルでの給電のほか、ケーブルの差し替えによりシガーソケットからの充電にも対応

 違う用途で使っていた電池を複数本まとめて充電する場合は、電池ごとの残量の差も気になるところ。充電完了のLEDが点灯しても、実は全部充電できておらず、1本だけ未完了だったりするのでは? と、充電器を疑い始めるとキリがない。購入時期が異なる電池が混在している場合も、この種の問題がつきまとう。

電池の残量が3段階で表示される。給電中はアイコンがアニメーション表示される

 こうした場合に便利なのが、残量表示機能がついた充電器だ。本体の液晶ウィンドウに、電池の残量が3段階で表示されるので、充電中も進行が把握しやすく、充電完了も一目で分かるという製品だ。

4本揃っていなくとも充電は可能

 使い方は一般的な充電器と変わらず、「eneloop」などのニッケル水素電池をセットするだけ。充電中は、アイコンが点滅しながらアニメーション表示され、充電が完了すると満充電のアイコンが表示された状態で停止する。単3電池もしくは単4電池、最大4本までの同時充電に対応し、単3と単4が混在した状態でも充電できる。

単3のほか単4にも対応。両者を混在させることも可能だ

 本体に電源スイッチがないため、充電完了後にUSBケーブルを抜かないと、夜中も液晶が光りっぱなしなのがネックだが、充電そのものは満充電になった時点できちんとストップする。また、充電開始から12時間を経過した時点で自動的に停止する安全機構も備えている。シガーソケットからの充電にも対応するので、車載での利用も可能だ。

電池を抜いた状態でも液晶画面が点灯したままになるのがややネック。こまめにUSBケーブルを抜いてやるか、もしくは自前でスイッチ付ケーブルと交換するなどの工夫が必要になる

 今回紹介した製品は、すでに国内代理店経由での販売は終息しているようだ。ほぼ同じコンセプトで、かつリフレッシュ機能が付いていて放電も可能な製品がAmazonなどで人気を集めているので、興味をもった人は検索して探していただきたい。まとめて8本もしくは12本を充電できるなど、純正品にないボリュームのモデルも用意されているようなので、多数の「eneloop」を所有するユーザーの強い味方になってくれるはずだ。

製品名販売元購入価格
LCD Super Quick Battery ChargerSoshine3150円

山口 真弘