本日の一品
小さくまとまる「iPhoneも入る財布」は、旅行でも快適
(2014/9/9 06:00)
「小さい財布」や「薄い財布」、「薄いマネークリップ」でおなじみのアパレル雑貨ブランド「abrAsus」と、「ひらくPCバッグ」などでお馴染みの、いしたにまさき氏による新ブランド「THINKING-HANDS」とのコラボ製品が登場した。その名も「iPhoneも入る財布」。早速入手したのでその使用感をお届けしたい。
この製品の最大の特長は、その名の通りお財布の中にiPhoneが収納できるということに尽きる。しかし、これまで財布を極限まで薄く小さくしてきたabrAsusが、通常サイズの財布にiPhoneを入れられるようにするわけがなく。当然今回の製品も、「薄い財布」にiPhone収納機能(iPhoneの厚み)がプラスされたと考えていいような、非常にコンパクトかつ上品な製品になっていた。
まず手にとって感じるのは、その柔らかい手触り。国産牛革とのことだが、一瞬シープスキン? と思うほど。閉じた状態のサイズは92×128mmで、厚みは何も無い状態で約15mm。想像通り軽く、重さはたったの50g。この中に、お札、カード、iPhone、ICカード、小銭などが収納できるようになっている。
iPhoneは中央の専用ポケットに入れ、財布の両サイドをくるりと巻いてボタンで留める仕組み。持っている間に中のiPhoneがうっかり落下しないかと心配になるかもしれないが、心配無用。ちゃんと飛び出し防止用のフラップも用意されているので、持ったままよほど振り回さない限りは飛び出そうもない。お金がたっぷり入っていれば、ぴっちりしてさらに安全だろう。出すときは、ポケットの底を押せばでてくるし、入れたままでの充電も可能と、細かい部分の配慮も忘れてはいない。
お札3枚、小銭、カード2枚、iPhone 5sを入れてみたが、それでも普通の財布より薄くて軽い。バッグのポケットにストンと収まってしまう。筆者は常にバッグにあれこれ入れて持ち歩く派だが、手ぶらを愛する男性はけっこういるらしい。そんな方にとってみれば、お金とiPhoneだけの状態というのは非常に快適になるに違いない。
「iPhoneも入る財布」なのだが、大きめポケットが新設された薄い財布だと思ってもいいはずなのだ。そこで、そのポケットに保険証や免許証、カード類を入れてみたら実に具合がよかった。受け取ったレシート入れてみたが、これも便利であった。やや強引ではあるが、iPhoneサイズのメモ帳と、ゼブラの携帯用ミニボールペンも入れることができた。
最小限のものをスマートに持ち歩けるこれは、旅行用の財布としてぴったりではないか? そう考えて、現在ベルリンの旅に同行させている。ただでさえ荷物で鞄がぱんぱんになるわけで、コンパクトで軽い財布は大歓迎なのだ。
現在iPhoneは位置確認や道案内、スナップ写真の撮影のために常に握りしめていることが多い。また現地用のお財布はスキミング防止ポケットとチェーン付きのものを用意しているので、「iPhoneも入る財布」にはiPhoneを入れず(笑)、予備のユーロと日本円、カード類をいれている。薄いので、最初はぱんぱんな鞄の中、どこにいったか分からなくなるということはあったが、鞄の収納力が上がって助かっている。荷物の軽量化にはもってこいだ。
考え方次第で、さまざまなシーンで活用できるところが、この製品の最大の魅力のようだ。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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iPhoneも入る財布 | バリューイノベーション | 1万6800円 |