ジャイロセンサー搭載の電動ドライバー

　インパクトドライバーが突然欲しくなり、いろいろ捜してみれば、「世界初」の文字踊る、ちょっと気になる製品があったので購入。そのインパクトドライバーは「BLACK&DECKER（ブラック・アンド・デッカー）」のコードレススクリュードライバー「GYRO36」。どれくらい傾けたかというのがわかる（傾き感知）、スマホやWiiのリモコンでお馴染みのジャイロセンサーを世界で初めて搭載した製品だ。

様々な先端ビットが付属。電源アダプターが惜しい

　背面にはGYROと書かれた大きな電源スイッチがひとつ。本体を握り、親指でこのスイッチを入れると電源が入りLEDが点灯、ドライバーの先を照らす。グリップを握り電源を入れた状態で、スマホやWiiリモコンのゲームで遊ぶような感覚で、右へ左へ傾けると、ネジを締めたり（正転）、緩めたり（逆転）できる。少し傾ければ回転は遅く、うんと傾ければ回転は速くなる。だから本来あるはずの締めたり（正転）、緩めたり（逆転）の切り替えスイッチはなく、スイッチは電源ひとつだけとシンプル。

　重さは、ホームセンターなどで比べてみれば分かりやすいのだが、300gと軽め。リチウムイオン充電池搭載で、約5時間のフル充電で約280本のネジ締め作業が可能。ちょっとした日曜大工であれば、一回の作業で「バッテリーがなくなった！」というトラブルに直面することはないですな。この一品についている先端ビットは、プラスビットが4種類、マイナスビットが2種類、六角ビットが3種類、ドリルが1種類。これはできればパッケージを見たほうがいいけれど、女性でも使えるデザインとはいえ、小さいネジ向けのビットは付属していないので注意。

スイッチを押してLEDがON、そして傾けると回る

　惜しむらくは、充電用のアダプターの先端がちょっと特殊な形状であること。USBミニコネクターで充電可能とか汎用的な電源ならもっと便利だろう。

　BLACK&DECKERは、インパクトドライバーをはじめ様々な工具を発売しているので、安心できるメーカー。うっすらインパクトドライバーを買いたいと思っている人は、こんな一品もあることを念頭に置いておくといいだろう。

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