本日の一品

目がくぁっ!と光る四角くてかわいいダンボーバッテリー

目が目がぁあ~~!光る。この光り方は原作コミックに習っているそうだ

 筆者は多くのモバイルバッテリーを所有している。いや、それほど必要な環境ではないのだが、新製品が出てくるとついつい欲しくなってしまうもの。近年モーターレース観戦など、遠方に出かける際には、10個以上のモバイルバッテリーを持参する。多数のスマートフォンやタブレットを同時に持っていってもバッテリー切れ知らず。ただ、最近は事情が変わってきていて、自身でも「モバイルバッテリーはもういいかな」と思いつつあるのか、新製品が発売しても食指が伸びなかった。目立った特徴がなければ、筆者の物欲アンテナにすら引っかからなかったりする。

 そんな、「モバイルバッテリーもういいや病」にかかってしまっている筆者の心にぐさりと刺さるモバイルバッテリーを入手した。それは、「よつばと」という日常ゆる系コミックにちょっとだけ登場した段ボール製キャラクター「ダンボー」の頭の形に扮したモバイルバッテリーだ。この「ダンボー」はコミック内ではそれほど露出が多いわけではないのだが、そのシュールな可愛さと段ボール製という加工のしやすさ(?)により、Amazonの段ボールやミカン箱の段ボールで作られたという体(てい)でのフィギュアが結構人気あったりする。ええ、筆者もAmazonモデルのダンボーフィギュア持っていますとも……。話が逸れてしまった。

 実は今回紹介するダンボーバッテリーは2代目。初代は10400mAhという大容量かつ、デザインがダンボーというキャラクター性により非常に人気で、何回も在庫切れになった記憶がある。しかしながら、その大容量だけあり大きくて重たいという弱点もあった。今回の2代目は、いくぶん小型で、軽くなった。それでも容量は6000mAhと、持ち歩くには十分で、スマホであれば2回のフル充電、タブレットであれば80%程度まで充電することができる。

2代目は小型とはいえ、6000mAhという大容量。日帰り旅行程度であれば、これ一個で十分だ
出力用USBポートは2つあり、2本のmicroUSBケーブルを利用することで2台同時にデバイスを充電できる

 また、1A出力と2.1A出力のUSBポートがあり、スマホは1A、タブレットは2.1Aと使い分けられるのもグッド。モバイルバッテリー自体の充電は付属のmicroUSBケーブルで行う。ただこれはmicroUSBケーブルとACアダプターを所有していれば、そのまま差し込んで充電してもオッケー。

 そして最大の特徴は、「目が光る」のだ。実は原作コミックでも目が光るし、フィギュアも目が光る。ということで、バッテリーも光るべし!と考えたのかは知らないが、スイッチとなっている口の部分を押すことで目が光る仕様になっている。しかもただ光るだけではなく、その目がバッテリーインジケーターとなっており、光る眼の色により、おおよその残量が判断できるというわけ。

 モバイルバッテリーを充電しているときは、点滅。残量が少ないと赤っぽい色、充電すると徐々に黄色に近づいていき、満充電になると点滅から点灯へと変化する。充電中のピッカピッカという点滅は、若干うるさく感じてしまうかもしれないが、どことなく愛嬌がある。

充電中は、点滅にしろ点灯にしろ、常に目が光っている

 ちなみにモバイルバッテリーで重要な各種保護機能は、過充電、過放電、ショート、発熱、デバイス充電完了による停止と、ひと通り揃っており、安心して利用できる印象だ。モバイルバッテリーを複数所有している筆者としても、デザイン性や性能についてなかなか満足できるアイテムだと感じる。やはり、ここまでネタに走ってくれると、躊躇せずに散財できるものだ。

かなり角ばっているので、握る手が正直……痛い
パッケージも世界観を踏襲し、ダンボー仕様になっている。かわいい
製品名販売元購入価格
cheero Power Plus DANBOARD version -mini-cheero3250円

布施繁樹