本日の一品

メジャーとメモを一体化、書き込めるメジャー

書き込めるメジャーのパッケージ。購入した無印良品では、文房具の棚に置いてあった

 どこの家庭にもある……というわけではないのかもしれないが、ないと困る時がある道具の一つが「メジャー」だろう。多くの人のメジャー初体験と言えば学校で使う20mとか50mとかを測れるものではないかと思うが、もちろん家庭でそんな大げさなものを持つ必要はない。100円ショップで購入できる物だし、定規と違ってかさばる物でもないので、お持ちでない方は一つ持っておくと便利だろう。

 家具を買うときや模様替えの時などに、目測で済ませて失敗するのはばかばかしいので、筆者宅では何かにつけてメジャーを取り出して計るようにしている。

 ちょっとしたものを計るだけの時は、計った寸法を覚えておくか、そこらに書き留めておけばいいのだが、問題は模様替えや引っ越しなど、大規模に家財を移動するときだ。いちいち寸法を測ってはメモに記録していく作業は、二人いれば楽にできるが一人でやるとなるとちょっと面倒だ。

 そんな時にお勧めしたいのが、今回紹介する無印良品の「書き込めるメジャー」だ。一般的なスチール製のメジャーの目盛り表面は、つるつるしていて油性マジックでも使わない限り書き込むことができないが、このメジャーは表面がざらざらしていて、鉛筆で書き込むことができるのが大きな利点だ。

 メジャーに書き込むことができればメモ用紙など使わずに計ったその場で計ったものの名前を書き込んでしまえばいいし、移動先でもメジャーを当てるだけで目的のものの寸法がどのくらいか一目瞭然というわけだ。
さっそく家にある家具の幅、奥行き、高さを計って記入しておき、いつでも使えるようにしておいた。鉛筆で書いてあるので、不要になったらいつでも消すことができる。

 また、メジャーを引き出すと自動的にストッパーが動作して、手を離しても巻き込んでしまうことがないため、片手で押さえてもう片方の手で書き込むことができる。

 長さは2mと短めだが、用途を考えれば妥当な長さといえる。そのぶん本体は小さいし、携帯ストラップを付けられる穴があることからして、持ち歩いてもらうことを想定しているようだ。もっと大きくなってもいいから、5mのものがあると部屋のサイズなども測れてよいかなと思った。

 徐々にではあるが涼しい時間が増えてきて、部屋の模様替えなどやろうかなと思うこともあるだろう。そんなときにこのメジャーをぜひお勧めしたい。

書き込めるメジャー本体。大きさは5.7x4.9cmくらいと小型のメジャーだ
携帯ストラップなどが付けられる穴が付いている
黒い部分を押し込まない限り、目盛り部分が巻戻ってしまうことはない
肝心の目盛り部分はこのような感じ。鉛筆で書き込むため、何度も使っているとだんだん汚れてきてしまうのが難点と言えるだろう
少し伸ばした状態。目盛り部分は素材の関係なのか曲がった状態でくせが付いてしまった箇所もあるので、今後改良されるとよいと思う
製品名製造元購入価格
書き込めるメジャー良品計画1050円

大木真一