本日の一品
台北の誠品書店で買った、“透視”ができるトランプ
(2013/9/5 06:00)
瞬間的に寄り目状況を作り出せる、フレキシブルな目の動きができる達人なら、今回ご紹介する「Awesome 3D Poker」(オーサム3Dポーカー:凄い3D ポーカー)は有効かつ便利に使いこなせるかもしれない。
台北市内には“遊べるセンスの良い書店”「誠品書店」が何店舗かあるが、筆者は、台北に行くと必ずどこかの店舗にひやかしに行っている。今回のAwesome 3D Pokerも、TAIPEI101に近い誠品書店の大きなビルにテナントとして入っている、子供の科学的ガジェットショップ「賽先生科學玩具」で衝動買いしたアイテムだ。
ちょっと見ただけでは、ごく普通のトランプにしか見えないが、秘密はカードの背面のランダムな模様の中にある。実は、トランプの背面の意味のない模様をある手法で凝視すると、トランプのハートや、ダイヤ、クラブ、スペード等の「スート」(絵柄)と「ランク」(順位番号)の大きな2文字が透視できる3D印刷が施されたポーカー用の特殊なトランプだ。
なぜか我が家では私以外は透視(立体視)することはできなかったが、それほど特殊なテクニックが要るわけではないので、半数くらいの人はできるのかもしれない。トランプを広げると、トランプサイズの使用方法にも書かれている通り、ふつうに見ただけでは見えないはずの特殊な模様が、「平行法」(見たいモノの向こう側にフォーカス)や「交差法」(見たいモノの手前にフォーカス)で見ることで、トランプの裏面に描かれた模様の中に隠された秘密の文字を読み取ることができるのだ。
パッケージに書かれている「VICTORY IS ON YOUR SIDE」は多少大げさではあるが、彼女の悩みごと相談で何かを占っているようなシチュエーションでは、“透視術”にはきっと何らかの出番があるのかもしれない。
筆者は、「平行法」は得意ではないが、小さい頃から“ウケルが勝ち”の関西のダウンタウンで育ったせいか、寄り目と同じ要領で見ることができる「交叉法」は得意なので、誠品書店の売り場でこの商品を見た瞬間に速攻で解読できた。
1990年代にステレオグラムの本が流行ったことがあったが、当時も見える、見えないと話題になった。何でもいつでも、なんの努力もなく苦もなくできてしまう人がいるのも事実だが、慣れると誰でも見えるものだそうだ。
練習の結果、トランプの裏側にスートとランクの2文字が見えた瞬間、その快感は他では味わえない新鮮な体験になるかもしれない。ぜひ皆さんもチャレンジしてみてはいかがだろうか。
製品名 | 販売場所 | 価格 |
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Awesome 3D Poker | 台北 誠品書店内 賽先生科學玩具 | 390NT$(約1200円) |