5月21日の金環日食に備え日食グラスを購入
「SOLAR VIEWER SEV-ND5」 |
2012年5月21日朝、「金環日食」が起こる。2009年7月22日の午前に起きた部分日食では、筆者は準備不足のため日食グラスを用意できなかった。しかし、幸い太陽を薄い雲が覆ってくれたため、その変化の様子を肉眼でクッキリ堪能することができた。
今回は「金環日食」とのこと。「皆既日食」は太陽が月によって全部隠れ、コロナやプロミネンスが見えるが、「金環日食」は、太陽が月より大きく見えるため、若干はみ出してドーナツ状に見えるのだとか。つまり薄暗くなった空に「○」(光の輪)が浮かび上がるということだ。
地域によって異なるが、東京では朝6時19分から欠け始め、7時34頃には食が最大になるそうだ。徐々に戻りながら、天体ショーは8時59分まで続くという。前回のように肉眼で見られる幸運が訪れるとは限らないので、今度こそしっかり準備を! ということで早々と日食グラスを購入してみた。
日食を肉眼で見たり、粗悪品を通して見ると網膜を痛める恐れがあるため、安全性の高い専用グラスは必要だ。「SOLAR VIEWER SEV-ND5」はアメリカのサウサンドオークス光学社製で、使われているフィルターの素材は、欧州安全規格(CE規格)と、眼視観測に適した「ND-5」規格適合とのこと。安全性を満たしつつ、シャープに見えるというのが特長だ。
アームは紙なので、折るだけで簡単に準備できる。耳にかかりにくいときは、ピンなどを用意しておくといいだろう。よく晴れた日に使ってみたところ、太陽がオレンジ色に、にじむことなく丸くクッキリと見えた。連続使用は3分までということなので、ずっと見続けるわけにはいかないが、これなら童心に返って楽しめそうだ。実際はツイートしたりSNSを見たり書き込んだりと大忙しになることが予想されるため、ひたすら見続けることはないのではと思うが(笑)。
ギリギリになると売り切れになることも予想思されるので、日食グラスで見たい方は早めの準備をお勧めする。なにはともあれ、当日の朝は寝坊してガッカリすることのないよう気をつけたい。なによりも当日が快晴であることを願ってやまない。
正面からの展開図 | 裏面(袋入り)の様子。注意書きはよく読んでおこう |
当日は、こんな感じで優雅に楽しめたら幸いだ |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
SOLAR VIEWER SEV-ND5 | 国際光器 | 899円 |
2012/5/9 06:00