おしゃれなカラーの本格三脚
段ある足を全部伸ばした状態。鮮やかなピンクが目にまぶしい |
本稿の作成に限らず、筆者は最近何かと製品写真の撮影、いわゆる“ブツ撮り”の機会が増えてきた。今までは安物の三脚でごまかしてきたのだが、撮影にこだわるうちに使い勝手の悪さが目立つようになってきたので、思い切って買い換えることにした。今回購入した「FOTOPRO カラーアルミ三脚C-4i」は、当初は見た目を重視して買ったのだが、機能も本格的だった。
「FOTOPRO カラーアルミ三脚C-4i」は、4段に伸びる脚を備えた三脚だ。各段のストッパーは1/4ほど回すと伸ばすことができるので、素早く簡単に高さ調整ができる。また脚の付け根部分にあるストッパーを解除することで3段階に脚の広がり方を調節できる。中央のポールも取り外せるので、最高146cmから最低17.5cmまでセッティング可能だ。ショルダーストラップがあるので運搬もしやすい。
自由雲台が付属しておりカメラのアングルも自由自在だ。積載荷重は約3kgで、重めの交換レンズをつけた一眼レフカメラでもアングルの自由度は高い。以前利用していた安物ではこの最大荷重が少なかったため、カメラを縦位置にすると重量でお辞儀してしまっていたのだが、そのストレスが解消された。水準器が縦横両方についているので、カメラを縦位置にしても水平が出しやすいのも嬉しい。カメラを載せるための台座が取り外せる、いわゆるクイックシューを採用しているのだが、このクイックシューが雲台に装着しづらいのがちょっと残念な点だ。
ここまで紹介してきた機能は、この価格帯ならどのメーカーの製品でも採用しているので、差別化要因になっているとは言えない。最大の特徴は何といってもこのカラーだろう。黒かグレーというのが定番の三脚売場の中で特に目を惹いた。購入したピンク以外にも、レッド、ゴールド、チタン、シルバーをラインナップしており、三脚としては異例の充実ぶりだ。たとえ三脚でも没個性なデザインのものは購入したくないという方にはお勧めの一品だ。
脚の付け根のストッパーで3段階に開脚をコントロールできる | 中央のポールを取り外せる |
ポールを外し、最大開脚させるとここまでローアングルに | 自由雲台には縦横両方に水準器があり便利 |
ショルダーストラップが付属する |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
FOTOPRO カラーアルミ三脚C-4i | 浅沼商会 | 1万800円 |
2012/1/31 06:00