クマがぱくぱくとツイートをしゃべってくれる「きゃらったー」

ツイッターおしゃべりフレンド　きゃらったー

　すでにだいぶ生活に入り込んでいる気がするTwitter。テレビは見ずとも、誰かのツイートでニュースや製品情報などを知ることは多い。しかし忙しさでチェックしきれないこともある。フォロー数が多ければ多いほど、あとからさかのぼるのは大変だろう。

　タイムラインやリストを「読む」には時間を取られるが、耳で聞く分には“ながら”作業が可能だ。どうしても情報を取りこぼしたくなかったら、ラジオのようにツイートがなんとなく聞こえてくれば便利では、と思って試したのが「きゃらったー」である。これは、専用アプリをインストールしたiPhoneやPCに、本体（クマの「つぶやくま」）をつなぐと、指定したTwitterアカウントのタイムラインやリストを、かわいい音声で読み上げてくれるという製品だ。しかも音声に合わせて口がぱくぱく動く。

　iPhoneの場合は、専用アプリをダウンロードし、Twitterのアカウントを設定するだけ。PCの場合は、公式サイトから専用ソフトをダウンロードしたら、製品に同梱されているパスワードを入力する。インストール後、初回起動時にTwitterのアカウントを設定すれば、読み上げが可能になるという流れだ。

　これが、予想よりよく読んでくれるのでビックリなのだ。さすがに絵文字などはそのまま読んでしまったりするし、名前やニックネームを必ずしも正しく読み上げるわけではないが、ツイート内容は十分理解できるレベルだけに、流しておく（読み上げさせておく）だけでもおもしろい。URLは読みとばされるので、1文字ずつ読み上げるのを待つ苦痛もないのだ。

　専用アプリの設定では、Twitterアカウントの他に、音の高さ、読み上げ速度、音量、読み込み件数、タイムラインやリストなどの読み込み対象の指定が可能だ。初期設定で読み上げられるのはタイムラインだが、ニュースを集めたリストを作成し、好みのトーンで読み上げさせると、意外と便利かもしれない。

　ただ、1つ気になる点が。電池を入れたクマ「つぶやくま」は、スイッチをONにすると、声に合わせて口がパクパク動くのだが……「つぶやくま」をとり外しても、音声読み上げが続くのである。てっきりこの「つぶやくま」なしでは成り立たないと思っていたのだが、iPhoneもPCも、「つぶやくま」無しでがっつり読み上げてしまった。はたして「つぶやくま」の立場やいかに!?　もしかして単四乾電池2本で、口が動くだけなんてないよね？　と思ってしまったが、スピーカーのないPCであれば、ちゃんとクマの脳天部分に内蔵されたがスピーカーから聞こえるようだ。

　よかった……。なんかちょっとホッとしたのであった。

手のひらに載るサイズのキャラクタ－「つぶやくま」	「つぶやくま」の側面
「つぶやくま」の頭部はスピーカーになっている	単四アルカリ乾電池2本使用
アプリを起動したら、イヤホンジャックに差し込むだけでつぶやき開始	淡々とつぶやいてくれる
PC版の画面。英単語も読み上げる

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