鉛筆を使いたくなる恐竜型シャープナー


本体は銀色のSFテイスト。つぶらな瞳がカワイイ

 近頃は、文章を作るのはもっぱらパソコンだ。手書きの時もボールペンやシャープペンシルばかりで鉛筆はご無沙汰、という方も多いと思う。そんな中、「鉛筆を使いたい」と思わせる鉛筆削りを紹介したい。

 ぱっと見はややチープな恐竜型玩具。だが、これがれっきとした鉛筆削りである。本体の腹側に穴が開いており、鉛筆が削れるようになっているが、もちろんこの商品は鉛筆を削るだけの物ではない。鉛筆を削ると同時にネジが巻かれ、鉛筆を抜くと同時に恐竜が歩き出すのだ! 筆者はこのギミックに気づかず、店頭で触っているときに5歳くらいの男の子に使い方を教えてもらった。

 ジージーというゼンマイ音を響かせて歩く恐竜はたいへん愛らしい。また、鉛筆削りとネジ巻きが同時に行われる機構で、恐竜好きの男の子ならずとも興奮できること請け合いだ。

 なお、ネジを確実に巻くために、鉛筆削りの内径よりも内側に滑り止めがつけられている。そのため、やや鉛筆が削りにくいのだが、恐竜の動く様子を見ればそのくらいは些末な問題だと思えるだろう。なによりも「鉛筆を削りたい」、「人に見せたい」と思わせるところに、この商品の価値があるように思う。

 ステゴサウルスの他、トリケラトプスもラインナップされている。恐竜好き、文房具好きの方に是非おすすめしたい。ただし、ゼンマイによる動作音は大きめ。職場や学校での使用には注意されたい。

鉛筆は腹側に差し込む削りかすは顔側から出す。開いた様子は銀色の本体色もあいまって、コックピット的で萌えポイント
鉛筆が無いときのために、専用のネジ巻きも用意されている

 

製品名製造元購入価格購入場所
ステゴサウルス
ペンシルシャープナー
キッカーランド1365円イデアセブンスセンス

 

 

(佐伯 哲之)

2009/7/3 11:00