家庭用電源を屋外に引き出せる「すき間用電源コンセント」
製品パッケージ。梱包状態ではかなりの重量がある |
気候のよい日、たまには気分を変えてベランダに出て、のんびりとインターネットを楽しみたい──と思うことがある。場所を変えるというのは、リラックスするという目的はもちろん、作業に集中するためにも有効だ。
持ち運びができるノートパソコンがあれば、ベランダであろうと庭であろうと、場所を移動して作業を行うのは造作もない。イー・モバイルやウィルコムの端末などモバイルインターネット環境があれば部屋の外でもネットサーフィンが可能だし、扉を1枚隔てた程度であれば、無線LANの電波も届いてしまう。
しかしこのような場合にネックになるのは、自宅にベランダがあるかどうか──ではなくて、ノートパソコンの電源をどうするかだ。数時間のバッテリ駆動が可能なモバイルタイプならともかく、ふだん屋内で使用しているA4ノートを外に持ち出そうとすると、どうしても電源の問題に行き当たる。屋外にコンセントがあればよいのだが、なかなかそう都合良くはいかないもの。電源に制限があるが故にむしろ落ち着きがなくなってしまうようであれば本末転倒だ。
こうした場合には、今回紹介する室内から屋外にケーブルを引き出すための「すき間電源ケーブル」があると、何かと重宝する。ふたつの電源ユニットの間がフラットケーブルで連結されており、扉のすき間に通すことで、屋内から屋外に電源を引き出し、扉は完全に閉めることができる。従って、電源のない屋外にコンセントを引き出し、通常のACアダプタを用いて作業を続けることができるのである。
もちろん、ノートパソコンに限らず、家庭用電源を用いる機器に幅広く対応するので、屋外で電源を使った作業を行う際には幅広く活用できる。標準価格は1万5800円とそこそこするが、販売店によっては安く売られているケースもあるようなので、興味のある人は探してみるとよいだろう。
製品本体。2つのユニットと、間をつなぐフラットケーブルで構成される | 先端には2Pのコンセント |
フラットケーブルは、PCのIDEケーブルよりもさらに薄い | 実際に屋外(ベランダ)に電源を引き出し、扉を閉めたところ。ユニットは防滴仕様になっているが、コンセントの口に雨がかからないよう注意したい |
製品名 | 製造元 | 購入価格 |
すき間用電源コンセント PS-60 | アイリスオーヤマ | 1万5800円 |
2009/7/2 11:00