読みたいページを明るく照らす「LIGHTWEDGE Paperback」

アクリル板に光を通す読書灯「LIGHTWEDGE」

　読書灯にもさまざまな種類の製品があるが、飛行機の消灯時間中など、あまり強い光だと周囲の迷惑になると感じられてしまう人も多いのではないだろうか。今回紹介するのはそんな時に活躍する一品、周囲に光を広げずに読みたいページのみを照らす「LIGHTWEDGE」だ。

　この製品は、透明なアクリル板をページの上に重ね、LED照明をアクリル板に向けて発光させることによって視認性を高めるブックライト。直接ページ自体を発光させるようなイメージだ。飛行機内などの周囲が気になるようなシーンでも安心して使用でき、明るさは2段階に調節できる。

　サイズは190×135mm、重さ190ｇ。読書が終わったあとはそのまま挟み込んでしおりのように扱うこともできる。また付属のページレストによって、本体を本に引っ掛けて固定することにより、読書時の負担を軽減できる。今回紹介しているのはペーパーバックサイズということで、新書や文庫に合う大きさだ。一回り大きな、235×172mmのサイズもラインナップされている。

　電源には単4電池4本を使用し、アルカリ電池使用時で約40時間の使用が可能。気になった点としては、電池収納部の作りが独特で、電池を入れる際に苦労したこと。また付属のページレストも本体にしっかりと固定されるため、外すのに少し苦労する。このあたりは改善の余地があるように感じた。

　板に取っ手が付いている形状のため、旅行時に本と共に収納するのには便利なデザインだ。旅行時には必ず数冊の本を持っていくタイプの筆者には、かなりの活躍が見込める一品である。

アクリル板の根元から板にLED照明を通し、ページを照らす仕組み	ページを直接照らすため、周囲にはあまり光を広げない

読書を中断するとき、そのまま本を閉じればしおり代わりに	付属のページレストを付ければ本に引っ掛かり、読書時の負担を軽減