本日の一品

乾電池式ながらスマホ約2台を充電できるパワフルさ「Emergency Charger」

 災害時の備えとして持っておきたいのがスマホなどの充電に不可欠なモバイルバッテリーだが、ほかの備蓄品とともにバッグに入れて長期間放置しておくのは少々ためらわれる。

 バッテリーの放電によりいざ使いたい時に残量がゼロになっている可能性もあるし、膨張など本体の異常があっても気付きにくいからだ。

 こうした場合にベターなのが、本体と電池を別々に保管しておける、乾電池式の充電器だ。cheeroから新しく登場した「Emergency Charger」は、そんな乾電池駆動の充電器のひとつだが、既存製品と大きく異なるのが、こうした製品ではポピュラーな単三電池ではなく、単一電池を採用していることだ。

「Emergency Charger」本体。単一電池を収納するため大柄だ。出力は5V/1.5A

 サイズが大きく重い単一電池は、日常で見かける機会も少なく、普段使いが目的であればマイナス要素と言っていい。

上面にはUSB Type-C仕様のケーブルを内蔵する。別途用意しなくて済むのはありがたい
正面には電源ボタン、Type-Aポート、ステータス表示LED、さらにライトを搭載する

 しかし災害用途であれば、スマホの半分程度しか充電できずに寿命が尽きてしまう単三電池と違って、寿命の長い単一電池は重宝するし、事実こうした備蓄用として、懐中電灯などでの採用例も多い。

 それらで使用するために単一電池をストックしているのであれば、それと共用できる上、長期間使っていない単一電池を消費するローリングストック用途にも使えて一石二鳥だ。

単一電池×4本で駆動する。リリースには「単3乾電池4本と比べて約4.8倍の大容量設計」とある

 気になる容量については、パナソニックのアルカリ単一電池で試したところ、iPhone 17 Pro Maxだと約8時間かけてゼロから100%まで充電し、再びゼロから再開して64%になったところで充電できなくなった。

 また13インチiPad Airの場合、ゼロから77%まで充電したところで電圧が低下したのか一旦停止し、その後iPad miniをさらにゼロから12%まで充電できた。スマホ換算であれば2回程度は充電できるとみてよさそうだ。

実際に使用しているところ。リリースにはスマホ1台分とあるが、実質2台分程度の容量はあるようだ

 本体にはUSB Type-Cケーブルを内蔵するので、いざ使う段階になってケーブルを探し回らなくて済むほか、Type-Aポートも用意されているのでそのほかの汎用ケーブルも使えるなど、非常用の用品としての対応力は高く、さらに懐中電灯としても使えるなど付加価値も兼ね備えている。

ライトとしても使えるなど災害時に役立つ仕様。余った電池の消費にも使えるだろう

 多くの備蓄用製品と同様、購入のきっかけがなかなか掴みにくいのがネックだが、実売価格も3480円と安く、導入する価値のある製品としてお勧めしたい。

パッケージ。「災害時必需品」とあるように、災害時の持ち出し用途を想定している
製品名発売元実売価格
cheero Emergency Charger(CHE-134)ティ・アール・エイ3480円