本日の一品

6個口に見えて実は12個口、木目が際立つ回転式のパワフルな電源タップ

 Fargoの「TAPKING USB AC12」は、回転機構を備えた電源タップだ。USBポートも搭載しており、高機能な電源タップを求めるユーザーにぴったりの製品だ。

製品本体。見た目は大柄な電源タップといった印象

 本製品の特徴は、6個口がそれぞれ独立してスイングすることだ。0度、90度、180度の3段階で角度を変えられるので、大柄なACアダプターなどを挿す時も隣の差込口に干渉せずに済む。

見た目は6個口だが……

 ユニークなのは、口を直立状態から左右どちらかに90度倒すと、反対側からも口が現れ、両側から挿せるようになることだ。つまり6個口に見えて、実際には6×2個口、つまり12個口というわけだ。さらに2基のUSBポートも搭載しており、最大1450Wという範囲で、多くの家電製品を接続するニーズに対応できる。

90度回転させると反対側から口が出現する
こちらにも同時に挿すことができるので、計12個口ということになる
差込口はN極がきちんとあるタイプ
このほか合計3.4Aまで対応のUSB Aポート×2も備える

 またブレーカー付きの集中スイッチも搭載しているので、うっかり接続しすぎて容量がオーバーした場合も、自動的に通電をカットしてくれる。

一括スイッチにブレーカーを内蔵。さらに雷サージガードも内蔵する

 これに加えて雷サージガードも搭載するなど、安全性にまつわる機能は豊富。ケーブルが硬く取り回しはややしづらいが、これも安全性重視の設計ということで納得は行く。

 このように機能性・安全性が目を引く本製品だが、ユーザーが本製品をチョイスする直接のきっかけとなるのは、ボディが木目であることかもしれない。同社製品は木目を取り入れることに積極的で、本製品も今回紹介しているダークウッドのほか、より明るいベージュウッドもラインナップしている。

底面には仮固定用のフック穴がある

 木目調の製品を買ったものの色合いが既存の家具に合わなかったというのはよくある話で、複数の選択肢が用意されているのはありがたい。

 実際に使って初めて分かるポイントとしては、プラグを挿したままでは口は回転しないこと、45度や135度といった中途半端な角度ではプラグが差し込めないことなどだが、使い勝手に決定的なマイナスとなる点はなく、総じて優秀な製品だ。

プラグはL字型。スイングプラグでないのが唯一残念なポイント

 回転機構の関係で背はかなり高めだが、口を適切な方向に向けておけば倒れることはない。口数が少ないモデルやUSBポートのないモデルも用意されているので、ニーズに応じて選ぶとよいだろう。

パッケージ。今回のダークウッドのほか明るいベージュウッド、さらにホワイトもラインナップする
製品名発売元実売価格
TAPKING USB AC12Fargo5312円
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