本日の一品
この季節には必須! あの「魚の醤油さし」型のハンドクリーム
2025年1月21日 00:00
マニアックなコレクターも多い通称“ランチャーム”。筆者も何度かメディアに紹介したことがあるが、筆者の故郷でもある大阪市内に本社のある旭創業という会社がランチャームの企画開発会社である。
実は原稿を書くにあたって同社のWebサイトを見ていたら、なんと筆者が子供のころから長く住んでいた大阪市内の北畠や帝塚山からも徒歩圏の近所にある会社だった。
ランチャームとは、市販のお弁当などに入っている醤油やソースの”たれびん”のことだ。ご存じの方も多いだろうが、ランチャームとは“ランチ”を“チャーム”に! から作り出した創語なのだ。
本来のランチャームは、中身が見える半透明だが、今回は容器そのものがお醤油色でひと目見てそれと分かる大きなお魚デザイン。そこにこの季節に需要の高い白いハンドクリームを入れて、ヘソプロダクションという大阪の会社が売り出した。いかにもという大阪の両社がコラボした協業の証が、赤いキャップに超小さな文字で印刷されている。
今の季節ハンドクリームは必須の人も多いだろう。コロナ禍以降、そして今もインフルエンザを始め多くの感染症が流行するなか、うがいと手洗いはもはやもれなく人類全体の感染症対策だ。電気自動車に家電メーカーなどが参入し始めたように、ハンドクリームがコスメ会社の専売商品だった昭和な時代は終わり、さまざまな会社が参入する産業となった。
今回ご紹介の「ランチャーム ハンドクリーム」を含め、自宅にあったハンドクリームを全部集めて並べてみた。定番の製品から少しリッチなハイブランドのものまで、容器も値段もその幅は極めて広い。
話をランチャームに戻そう。懐かしくてどことなく可愛いランチャームには、オリジナルの魚の形のもの以外にシンプルな円筒形のようなものから、セトモノでできた凝ったデザインのものまで、いろいろあるがサイズを大きくしたり中身を別のものに入れ替えるだけで楽しくなるのは、みんなが知っているお魚デザインだろう。
ガジェット大好き筆者が持ってるものだけでも、超大きな魚型の水筒やキャップを外すと小さなプラスドライバーになるもの、サインペンなどさまざまなウケ狙いガジェットがいっぱいだ。水筒に入れる飲み物はドクターペッパーがもっとも似合う。基本形は、テッパンの魚デザインのサイズ違いだけなのに、やっぱりオリジナルデザインと長い伝統は偉大なのだ。
さて、今回ご紹介するランチャーム ハンドクリームは、赤いキャップに記載されている様に内容量65g。関西地方では有名な某のりのチューブ型ハンドクリームは内容量40g。比べることは全く無意味だが、これらのハンドクリームのグラム当たり単価は15円前後とハイブランドの15分の1程度だった。
普段ハイブランドのハンドクリームを愛用している大阪のお姉さんに、ランチャーム ハンドクリームと某のりのチューブ型ハンドクリームの両方の感想を聞いてみた。「どちらもグッドだけどランチャーム ハンドクリームの方が香りがあって伸びやかな感じがした」らしい。
残念ながら筆者には、ほとんど区別は不可能だった。ちなみに我が家は妻も娘も生まれ育ちは大阪だ。なのでノリは良いのでハイブランド以外の2つのハンドクリームも十分ウケが良かった。実は今回のランチャーム ハンドクリームは娘からのプレゼントだった。
女性が購買層の多くを占めるハンドクリーム市場だが、この乾燥した季節には男性の筆者でも指先の乾燥やカサカサでスマホの指紋認証のレスポンスが悪くなったり、誤認識でアンロックできなかったりすることがしばしばある。
そんな時には、ハンドクリームを適宜塗っておくと、嘘のように指紋認証がスムーズだ。これは、年齢や性別だけではなく乾燥する季節には誰もが恩恵を受けるのかもしれない。これから春先までランチャーム ハンドクリームはスマホとセットで手放せない存在になりそうだ。今回のハンドクリームがお醤油色だったら確実に満点だったのに……。
製品名 | 販売元 | 価格 |
---|---|---|
ランチャーム ハンドクリーム | ヘソプロダクション | 990円 |