「iPhoneだけ持って外出」を実現、鍵も収納できるMagSafeカードホルダー

　電子決済の発達によって、外出時には財布を持たず、スマホだけ持ち出すという人も増えてきた。現金は長らく触れたことがない、そんな人も少なくないのではないだろうか。

　今回紹介するのは、クレジットカードなどのカード類を入れ、iPhoneの背面に吸着させて持ち歩けるカードケースだ。

製品本体。今回筆者が購入したブラックのほかにストーン柄もある

上部からカードおよび鍵を挿入する。ポケット部の素材はシリコン

　MagSafeのギミックを使った同種のカードケースは多数市販されているが、本製品の特徴は、カード類に加えて、鍵を収納できることだ。

鍵を挿入しているところ。シリコン素材なので多少の厚みがあっても問題なく挿入できる

取り出しやすくするために鍵の穴に突起をつけるなど工夫してもよさそうだ

　財布を持たず、持ち歩くのはスマホだけという人であっても、外出時には自宅の鍵だけは携帯せざるを得ない。

　この製品であれば、そうした鍵もスマホとセットで持ち歩くことができ、真の意味で「スマホだけ持って外出」を実現できる。

iPhone 15 Pro Maxに取り付けたところ。カードもまとめて挿入できる

上に鍵を、下にカードを入れる構造がよくわかる

　挿入可能なキーは幅28.4mm、長さ62.8mmまで。日本の住宅で使われている鍵であれば、極端に厚みのあるタイプでない限り、問題なく収納できるはずだ。

　スマートロックを導入していて、万が一のためのスペアのキーを確実に身に付けておきたいという用途にも向いている。

　鍵の取り出しは、本製品をiPhoneから外し、裏面の穴に指を入れて押し出す構造。カードが入っている場合、それを先に取り出し、次いで鍵を取り出すという順序になる。

カードは右下の穴から押し出すとスムーズに取り出せる

鍵は裏面の穴に指を入れて押し出す。そのためいったんiPhoneから外す必要がある

横から見たところ。二層になっているものの厚みはそれほどない

iPhone 13 miniなどのミニモデルにもジャストフィットのサイズだ

　そのため滅多に使わないスペアの鍵ではなく、日常利用する鍵を入れておく場合は、カードは入れないほうが使いやすい。このあたり、使い方によってはやや面倒になるので、気をつけたいポイントだ。

　実売価格は3780円とやや張るが、競合も少なく、ハマる人にはハマるであろう製品だ。iPhone 13 miniなどミニモデルにもぴったりのサイズなので、それらを今も継続利用しているユーザにもお勧めしたい。