本日の一品

向きを選択してデスクにがっちり固定できるUSBハブ「USB-3TCH31BK」

 パソコン用のUSBハブは、デスクにがっちりと固定しておけば、片手での抜き差しが可能になり、使い勝手がグンと向上する。

 もっともその場合、ポートがどちらを向いているかも重要なポイントで、手を伸ばす方向の反対側にポートがあったりすると、せっかくの使い勝手の良さも半減してしまう。

 今回紹介するサンワサプライの「USB-3TCH31BK」は、クランプ構造を用いて、デスク上に固定できるUSBハブだ。最大の特徴は、本体に当たるハブ部と、クランプ構造を備えるベース部の2つに分離でき、向きを選んで取り付けられることだ。

製品本体。クランプ構造を採用したベース部の上にハブ部が合体した構造

 たとえば、デスクの奥に本製品を取り付けるケースを想定してみよう。この場合、通常はポートが手前を向いていたほうがデバイスを抜き差ししやすいが、抜き差し不要な場合はむしろポートは後ろを向いていたほうが、配線が見えず乱雑さが目立たなくなる。

ベース部。ハブ部をネジ止めできるプレートがコの字状になっている
ハブ部はベース部の上面だけでなく背面にも取り付けられる
クランプ構造を採用し、12~30mmの天板に取り付けが可能
一般的な取り付け方。ポートはデスク天板の内側を向いている

 こうした場合は、デスクの後部にベース部を取り付けたあと、ハブ部を180度後ろ向きに取り付ければOKだ。

ポートがデスク天板の外側を向くように取り付けることも可能
ポートが上を向くように取り付ければ、デスク天板部が散らからずスッキリする

 また、USBメモリーなどのデバイスを頻繁に抜き差しするが、デスク上にはハブを置くスペースすらなかったり、あるいは手前に障害物があって抜き差ししづらい場合もあるかもしれない。

 こうした場合は、ハブ部が垂直になるよう取り付ければ、手前が塞がっていても、上からのスムーズな抜き差しが可能になる。

 USBハブは4ポート構成で、USB3.2 Gen1に対応しており、最大5Gbpsでのデータ転送が行える。今回筆者が購入したのはパソコン側のポートがUSB Type-Cのバージョンだが、USB Type-Aバージョンもあるので、利用環境に合わせて導入できる。

ハブ部。4ポートで、USB3.2 Gen1に対応。ケーブル長は1m

 実売価格は4000円台とやや割高だが、あとからネジや両面テープを駆使して取り付け方法を試行錯誤するくらいならば、本製品のようにあらかじめ固定ギミックを備えた製品を買っておいたほうが効率はよく、美観も損なわない。

 日常のちょっとしたストレスを減らして作業効率を上げたいと考えている人は、検討に値する製品だ。

デスク天板にキズをつけないためのゴムシートなども同梱される
パッケージ。PCとの接続はUSB Type-Cだが、USB Type-A版もある
製品情報
製品名発売元実売価格
USB-3TCH31BKサンワサプライ4654円
Amazonで購入