本日の一品
お気に入りの手帳やノートの表紙をクリップできる「CLIPEN(クリッペン)」
2024年2月19日 00:00
もう数年前に発売されたモノのようだが行きつけの近所のステーショナリーショップで売っているのを見つけて速攻で衝動買いした「CLIPEN」SLIDY(クリッペン・スライディー)という名のボールペンがある。
筆者の購入したのは昨今流行りのアースカラーの「SODA BLUE」(ソーダブルー)だ。
ペンの全長は約15㎝、パッと見の外観は何となく“さやえんどう”や関東風の“桜餅”をスリムにしたようなイメージだ。
そのスリムで独特のスタイルが極めて指先に馴染みやすく、文字を描くときに気持ち良い。リフィルは0.7㎜径のブラックを採用している。
そして、何より最大の特徴は細長い円筒形のボールペンを包んだ薄いクレープのような接合面部分がスリットになっていてそこにノートや手帳の表紙やメモその物を挟んでペンがしっかりとくっ付いて紛失を防いでくれることだ。
商品名の「CLIPEN」(クリッペン)とサブタグの“SLIDY”はそのイメージを最適な言葉に置き換えたモノだろう。ノートや手帳、メモの端っこをスライド&クリップして常に筆記用紙とがバラバラにならないように一体化することを意味している。
今回は筆者が友人と一緒にツバメノート社と企画、製造しているThinking Power Notebookというブランドの“da Vinci”という正方形の大学ノートの表紙等に取り付けてみた。
それほど分厚くはない大学ノートの表紙や、インデックスシートにも極めて安定してスライド&クリップできた。
クリッペンは、ボールペンに巻き付いたイメージに見える部分のスリットが極めてタイトに作られており、紙の厚さが0.1㎜程度の紙1枚でもしっかりクリップできたのはなかなか素晴らしい。
ひとつだけ残念なことは、クリッペンのノック部分を引き抜いてみたが、どうもリフィル交換はできない構造の使い切りのボールペンのようだった。
そして、全ての外観カラーモデルでデフォルトで採用しているリフィルがブラックの0.7㎜径のミディアム芯だけだということだ。
できればBICボールペンに採用している様な最低でも1.0㎜、できれば1.6㎜径のボールド(極太)のブルーなどが交換できれば良かった。しかし残念ながらクリッペンの想定ユーザの多くは女性で細かな文字を手帳やメモの綺麗に描く人のようだ。
いざという時にペン見失わないようにノートの表紙にクリッペンをクリップする使い方。また、メモの特定部分にクリッペンをクリップすることでその日の大事な項目や予定、次回記入する最初のページのマーカーとして使うこともできる。
メモ用紙としては一般的な感性が他のノートや手帳を使うこともできるが、“京大式カード”の様な単票を数枚重ねてその日に持ち歩くだけのメモスタックをクリッペンでスライド&クリップして便利に使うことも可能だろう。
薄いメモ用紙なら十枚程度をスタックして挟んで使ったり、端っこをホチキスで固定しても上手くスライド&クリップ可能だ。筆者はこの使い方が気に入ってしまったので最近は数枚~10枚程度の薄いメモをホチキス留めにしてスライド&クリップして持ち歩いている。
実際に帆を広げた帆船のような格好では大きくて持ち歩きにくくて邪魔だ。外出時に最低限の筆記具のペアを持ち歩きたい時は、ホチキスで固定したメモ用紙スタックをクリッペンの周囲に巻いて輪ゴムや自作のテープリングで固定して持ち歩いている。
輪ゴムと言うのは明らかにスマートなクリッペンの想定ユーザから距離がありそうなのでもう少しオシャレなモノを探しているがなかなか見当たらない。
またクリッペンは少し食べ残したチップスやあられ系の小振りな袋ならクリップするスリムなフードクリップ代わりに使うこともできそうだ。
スライド&クリッペン……ここしばらくは筆者が毎日使用している5本のボールペンの仲間に入れて使うつもりだ。できればリフィル交換可能モデルやボールド芯リフィルへの対応、マーカー系プロダクトの登場も期待したい。
商品 | 価格 | 購入 |
---|---|---|
クリッペン | 398円 | 上野駅ナカ アンジェ ビュロー |