本日の一品

トレーニング中の動画視聴にうれしいフルワイヤレスイヤホン「Elite 8 Active」

 年々体力の衰えを感じる筆者。周りからは「まだ若いのに」と言われるが、体力が無くなると、外出する気もなくなればスポーツをする気どころか観戦しにいく気も無くなってしまう。だったらと自宅にいても、部屋の掃除をする気力も無くなりやがて部屋はゴミ屋敷に、そして寝てスマホで動画ばかり見る生活に……などと考えてしまい、最近某コンビニジムに通うようになった筆者。

 ジムでは基本「トレッドミル」とよばれるいわゆるランニングマシンで汗を流すのであるが、単純に走るだけでは続かないので、iPad Airで動画視聴しながら走っている。幸い通っているジムにはWi-Fi環境があるので、動画配信サービスでアニメを1話分、およそ23分の運動になるのだが、音を出すわけには行かないので、イヤホンをして走ることになる。

 ワイヤードイヤホンでは、万一の際に絡まってしまうことも考え、ワイヤレスイヤホンを使っているが、超ウエット質な筆者の耳は、日頃からワイヤレスイヤホンが落ちてしまうことがある。走っている最中ならなおさらで、外れたイヤホンがまわっているベルトコンベアーで後方まで飛んで行ってしまうことは避けたい。

 前置きが長くなったが、今回はそんな筆者でも快適に利用できるフルワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 8 Active」をご紹介。

充電ケース

 「Elite 8 Active」、率直に言うと“軽くフィット感も高い”イヤホンだ。先述のトレッドミル中でも、外れそうだったりずれそうだったりすることをこれまで感じずにトレーニングを楽しめた。

飛び出しも少なく、イヤホンの存在を感じないほどの自然な付け心地。圧迫感もないのに、かなりグリップ力があるように感じる

 また、普段使いでもこの高いフィット感は、アクティブノイズキャンセリング(ANC)の性能をフルに感じられ、移動中などで周りの音を気にせずに音楽を楽しめる。また、マルチポイント接続対応なので、仕事中はパソコンで接続しつつ着信があればスマートフォンに切り替えてそのまま通話も可能。マルチポイントの切り替えもスムーズに行える。

 筆者的に高ポイントなところは、イヤホンのボタンが物理的に「カチッ」とすることで反応するところだ。イヤホンを付け直すことが多いので、タッチで反応するイヤホンの場合、意図せずに再生されたりANCがオフになったりするので、普段はその機能をオフにしているのだが、「Elite 8 Active」はボタン式のように「カチッ」と押すまで反応しないので、非常にありがたい。

ちょうどロゴのところにボタンがある。少し押し込むことで反応する

 もっとも、フィット感が高いのでほとんど付け直すシーンはないのだが、これのおかげでスマートフォンアプリをわざわざ起動してANCのオン/オフをしなくてもよくなったのは、個人的に非常にポイントが高い。

 「Elite 8 Active」は、スポーツをするユーザーにあわせた性能を備えている。ホコリや水、汗に対する高い耐久性があり、MIL規格にも準拠しているとのこと。この面でも安心して利用できそうだ。

 肝心の音響面はどうだろうか? 6mmスピーカーを搭載している「Elite 8 Active」では、空間サウンド機能があるので、たとえばライブシーンがある動画作品などでは、その違いがよりはっきり感じられる。ANC機能と組み合わせれば、走りながらでもより深く作品価値を体感できるのではないだろうか。

 高音域の抜けもよく、低音域とのバランスがとれた音質で、好みを分けない音質のように感じた。

 ANC性能も十分だが、逆に外音取り込み機能では、自然な外音取り込みが働いており、「今日はANCの効きが悪い?」と思っていたら実は外音取り込みがオンでした、ということもあったくらいだ。

 今回は、アプリでの調整はせずに初期値のままでの使用感をレポートしたが、アプリを使えばより理想に近いサウンド体験ができるだろう。

製品名発売元販売価格
Jabra Elite 8 ActiveJabra3万2780円
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