25600mAhのスケルトンバッテリーを持ち歩く！

　外出する時持ち歩いてないと不安になるものの一つがモバイルバッテリーだ。近年は複数台のスマートフォンに加えてさまざまなデジタルガジェットを持ち歩いているため、モバイルバッテリーの容量はどんどんと肥大化。1万では足らず、2万mAhは欠かせないといった有様だ。

　そんなとき、大容量モバイルバッテリー使ってみませんかと声をかけていただいた。それがSHARGEEK「STORM2」だ。

SHARGEEK「STORM2」。アマゾンでは2万9990円で販売されており、4000円引きのクーポンがあった（8月上旬時点）。

　これが50代にはたまらない。なんとスケルトン仕様で回路やバッテリーセルが丸見えなのだ。本体をぐるぐると回してみると、サムスンのバッテリーが8本入っているのがわかる。本体上部は回路基板も丸見えだ。

サムスンのバッテリーセルを内蔵。丸見えなのがいい。

　バッテリー容量は25600mAh。これなら、丸一日の外出で途中、コンセントを確保できなかったとしても安心。メインで使っているiPhoneも、主にゲームをしているAndroid端末もしっかり充電できるのだ。なんならPower Deliveryにも対応しており、ノートPCの充電もできる。

スケルトンで大容量なだけじゃない！

　「STORM2」にはさらに面白い点がある。それが本体上部にあるディスプレイだ。USBケーブルでスマートフォンやガジェットなどと接続するとディスプレイが点灯。なんと画面に出力が表示されるのだ。つまり、「こいついま20Wで出力しているぜ！」と謎のテンションで給電状況が見守れるのだ。

ディスプレイには出力の状態が表示できる。最大合計100Wの出力が可能。

　搭載している端子がUSB Type-C入出力が1基、出力のみが1基。そしてUSB Type-A端子1基などを搭載している。このほか、DC入出力端子も装備しているがコネクタは付属していない。各端子の同時利用もでき、最大100W以下になる。

複数の入出力端子を用意。DC入出力端子は細かな出力設定ができる。

　質量は570g（実測値）とそれなりにヘビーな印象。1万円以下で買える20000mAhのモバイルバッテリーが増えていることを考えると割高感はあるが、スケルトンデザインの面白さと、出力が数値でわかる点は「STORM2」にしかない魅力なのだ。