本日の一品

スマホや電子書籍端末を軽い力で支えられるグリップ「HANDL」

 電子書籍の専用端末は、かつては6インチが主流だったが、現在は7インチ前後のサイズが一般的になりつつある。画面が大きくなったことでコミックはより原寸大に近い表示が可能になったのだが、これに伴い以前のように片手で持つのは難しくなっている。AmazonのKindleにしても、楽天のKoboにしても、こうした傾向は共通だ。

製品パッケージ。カラーバリエーションは豊富に用意されている

 こうした電子書籍端末を持ちやすくするのにオススメなのが、今回紹介するグリップスタンド「HANDL」だ。これはもともとスマホグリップの一種なのだが、広げるとアルファベットの「H」に似た断面となり、その中央部分を中指と薬指で挟んで持つことにより、いたって軽い力でデバイスを保持できるという製品だ。

本体。ベース部とプレート部の二層構造になっている
両者はゴムバンドで連結されている。横から見るとアルファベットの「H」に似た断面
スマホとの組み合わせでは厚みが目立つが、面積が大きい電子書籍端末であればそれほど目立たない

 本体は、デバイスに貼り付けるベース部と、挟んだ指を背面からサポートするプレート、さらにそのプレートとベースをつなぐゴムバンドで構成されている。ふだんは折りたたまれた状態で収納されており、利用する場合は表側のプレートを引っ張ることでゴムバンドが伸び、指を差し込めるようになる仕組みだ。

 この製品、スマホとの組み合わせでももちろん使えるのだが、厚みがかなり目立ってしまうほか、背面にあるワイヤレス充電が使いづらくなるなど、マイナスも少なくない。しかしこれが電子書籍端末との組み合わせだと、本体の面積があるため相対的に厚みが目立ちにくいほか、ワイヤレス充電に対応する電子書籍端末はもともと少ないこともあり、本製品の利点がより生きてくる。

指を通して保持している状態。プレートが指を背面から支えるのでしっかりと保持できる
反対側から見たところ。プレートとベースをつなぐバンドを中指と薬指の間に通すとバランスが良い

 筆者は端末の背面に直接貼り付けるのではなく、保護ケースを取り付けた上から貼り付けて使用しているが、実用性は非常に高い。仰向けに寝転がった状態で、顔の上にかざして読書する時に、ウトウトしていても手から落下しにくい本製品は、快適な読書にうってつけの存在だ。またバンドを伸ばすことで、簡易的なスタンドとして使うことも可能だ。

 ネックとなるのが価格で、もともとは1000円台の製品なのだが、国内では流通ルートが狭いせいか、量販店では3000円台で売られていることもある。もう少し安価に入手できれば、という条件付きだが、電子書籍端末での快適な読書をサポートしてくれる製品としておすすめしたい。

片手での保持もラクラク。これならばうっかり落下させる心配も少ない
製品名発売元実売価格
HANDLリマーク2750円
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