重さ28gの布っぽい防犯ロック「バイスガード エア」、自転車ヘルメットの盗難防止に

布っぽいのに頑丈な防犯ロック「バイスガード エア」

　道路交通法の改正で、2023年4月1日より、自転車乗車時にはヘルメットを装着することが努力義務化される。そこで問題になるのが、自転車を駐輪するときに、かぶってきたヘルメットをどうするか。持ち運ぶのは面倒だし、自転車に引っ掛けておくだけだと盗難が怖い。自転車はバイクと違ってヘルメットホルダーがないから、何かしら対策を考えねば、と思っていた。

　と、そんなタイミングで「東京モーターサイクルショー2023」が開幕。車体メーカーだけでなく、アクセサリーメーカーも多数出展するこのイベントでは、展示ブースで商品の即売会をしていることもある。バイクには盗難対策アイテムが多いこともあり、自転車にも使えるものがないか取材しながら探していたら、ちょうど良さそうなのがあった。ミツバサンコーワの「バイスガード エア」だ。

「バイスガード エア」のパッケージ

　「バイスガード エア」は、バイク・自転車向けのベルトタイプの防犯ロック。特殊防刃繊維とステンレスワイヤーでできており、カッターやニッパーなどに高い耐切断性をもち、引っ張ったところで人間の力でちぎれるとは思えない頑丈さをもつ。それなのに、まるで布のようにペラッペラに薄く、柔らかいから、丸めたり折ったりすることもできる。

特殊防刃繊維とステンレスワイヤーが編み込まれたベルト

付属の南京錠はごく一般的な物理鍵で開け閉めするタイプ。鍵穴部分は防水キャップがあるので雨の日も安心

　ベルトの長さは35/90/150cmの3種類、それぞれ南京錠の付属の有無で計6タイプのバリエーションがある。今回購入した35cm長のバージョンは、ベルト部分だけなら実測たった28g。付属の南京錠を含めても同103gとかなり軽量で、ポケットに入れて持ち運ぶのも余裕だ。短いタイプはヘルメットなどの小物のロックに活躍するし、長いものは車体そのもののロックにも使える。

35cmのベルトだけなら28g

南京錠を含めても103g

　ベルトの幅は約3cm。ベンチレーションの大きな穴が開いた自転車用ヘルメットなら問題なく通すことができるので、自転車のフレームなどと一緒にロックすればある程度盗難の不安はなくなる。「バイスガード エア」自体の持ち運びも苦にならないし、駅まで自転車を使い、そこから電車通勤している、というような人にもぴったりではないだろうか。

ヘルメットの穴と自転車のフレームを一緒にロック

ズボンのポケットにも収まるので持ち運びは楽々