本日の一品

珍しい「ひねり」機構を搭載、バッグをテーブルに掛けられる「リヒトラブバッグハンガー」

 手持ちのバッグをテーブルに吊るせるバッグフックは、近年その便利さが認知されてきたアイテムのひとつだ。十数年前までは、飲食店などでハンドバッグを床に置きたくない女性向けの作りで、重量のあるバッグには耐えられない製品がほとんどだったが、近年はある程度の重量物までかけられる耐荷重重視の製品も多く登場している。

製品本体。S字型をしている

 今回紹介するリヒトラブのバッグハンガーもそうした製品のひとつで、フックの部分が左右に135度ずつ回転する機構を備えていることが特徴だ。

 一般的なバッグフックは、アルファベットでいうところのS字か、もしくはC字の形状をしていることがほとんどで、実際に使おうとすると、バッグが縦ではなく横を向いてほしいのに、縦向きにしか掛けられないことも少なくなかった。

上部をデスク天板に掛け、下部にバッグをぶら下げるのが一般的な使い方

 本製品ならば、こうした場合も本体を90度ひねるだけで問題なく対応できる。テーブルに限らず、チェアの背面やパーティションに引っ掛ける場合も、無理なく掛けられるというわけだ。わざとひねりを入れることで、バッグが落下しにくくなるという効果もある。

下部がスイングするのが同種製品との最大の違いだ
こちらは一般的な使い方。飲食店などで床に荷物を置かずに済むので便利だ
90度スイングさせることによってチェア背面など、対象を問わず引っ掛けられるようになる

 こうしたギミックと引き換えに、多くのバックハンガーが備える折りたたみ機構が省かれているのはウィークポイントだが、ボディは薄型ゆえ、折り畳まずにそのままバッグに放り込んでもそう邪魔にならないので、そう致命的な問題ではない。

ただし同種製品(右)の多くと異なり、持ち歩き時に折りたたむ機能は省かれている

 耐荷重も5kgと十分なので、ノートパソコンを入れたままのバッグであっても安心して引っ掛けることができる。試した限りでは結合部の強度も高く、ふとした衝撃で外れる心配もなさそうだ。ちょっとした便利アイテムとして、荷物を持ち歩く機会が多い人にお勧めしたい。

パッケージ。耐荷重は5kgと十分。百均の製品にはない強度だ
製品名発売元実売価格
バッグハンガー ブラック A7791-24リヒトラブ660円