本日の一品

コンパクトながら最大100W出力、CIOの新型充電器

 徐々に外に出かける頻度もあがり、今夏は久々に2泊以上の外泊を伴う外出を行った。

 この支度の際に「旅行用の充電器を見直そう」とふと思い立ったのだ。

 というのも筆者の手元の充電器は「5年ほど前にノートパソコンがUSB PDに対応したとき」「GaN採用でコンパクトになった充電器が出始めたとき」に購入し使っているものが多く、長いもので5年以上、新しめのものでもコロナ禍に突入するかどうかの頃に買ったものばかり。

 最近は複数ポートかつ合計出力が大きなものでも、以前の充電器と比べ一回り以上小さい製品も珍しくなくなってきている。

パッケージの大きさからコンパクトさがわかるはず
内容物は充電器本体とマニュアルのみ。マニュアルとの対比でも本体が小さいのがわかる

 そんなワケで今回旅行用として新たに選んだ充電器がCIOの「NovaPort QUAD 100W」だ。

 製品名の通り、出力ポート数は4つ、出力は合計で最大100Wまで対応している。

USB-C×3、USB-A×1の合計4ポート

 出力ポートはUSB-Cが3つとUSB-Aが1つの合計4つ。

 たとえばノートパソコン、iPhone、Androidスマートフォン、Apple Watchの4つを同時に充電できるため、筆者の旅行時に充電したいデバイスはこの1台ですべて充電することができる。

 もちろんUSB-CポートはUSB PowerDeliveryに対応しているので対応機器に対し急速充電も行えるので、充電したいデバイスが4つ以上になっても充電が終わったものから差し替えてしまえば、これ1台で翌日までにすべての機器の充電を終えることも容易だ。

シボ加工された本体の質感は高い

 NovaPort QUAD 100Wは外観の質感も非常に優秀だ。

 樹脂製ながらシボ加工された本体は、雑にカバンに放って持ち歩いても傷付きづらい。さらに本体側面に設けられたCIOのロゴはメタリック仕上げなのでワンポイントでキラリと光る格好良さがある。

 充電器という人に見せて自慢するような周辺機器ではないが、ホテルのデスク周りなど一時的にもベースキャンプを構築する際に「なんとなくかっこいいヤツ」を使えるのはなんとも気分がいい。

左からQUAD 100W、TRIO 65W、DUO 40W

 なお、CIOのNovaPortには「ポート数」と「最大出力」の違いで複数のモデルがラインナップされている。

 NovaPort QUAD 100Wが大変気に入った筆者は、普段使いのショルダーバッグに2ポート45Wを、ノートパソコンは入らないがタブレットは入る日帰り~一泊までのバックパックには3ポート65Wを追加で購入してしまった。

 100Wよりも小さいモデルであれば本体サイズはさらに小さく持ち運びやすい。

 またCIOのNovaPortは今回紹介した100Wモデルであっても、従来型の同じ出力を備える充電器より本体が小さいため、ホテルなどコンセントの数に限りある場所で利用した際に、隣合ったコンセントを塞ぐことなく利用できる点も評価できる。

 今夏、旅行の際に充電器で困った経験がある人や、今秋のシルバーウィークへ向け充電器を見直したい、買い替えたいと考えている人はCIOのNovaPortを強くオススメしたい。