本日の一品

AlexaもついてくるANCイヤホン「Echo Buds(第2世代)」

 「iPhone」からイヤホンジャックが取り払われて久しい。イヤホンはBluetooth接続、しかも左右完全独立で使うという様式がずいぶん世間に浸透してきた。

アレクサ対応のANCイヤホン・Echo Buds 第2世代

 価格もこなれてきて、メインのほかにサブも買っておこうか……という気分になってしまう。なにせ、充電が切れていたら無用の長物となってしまう代物であり、サイズも小さいので、バックアップをカバンに忍ばせておくのも苦にならない。といった自分への言い訳に、先だってのAmazonプライムデーセールで54%引きという強力な理由が追加されてしまったので「Echo Buds(第2世代)」を購入した次第である。

本体は片耳約6g。耳にはめると大きめに見えるが、装着感は軽い。うっすらとAmazonのスマイルマークが印刷されている
充電ケースは幅約67mmとコンパクト。フル充電で最大15時間ぶん使用可能
背面に充電ポート。Qiによる無接点充電に対応するモデルもある

 Echo Buds(第2世代)は、Amazonブランドで販売されている左右完全独立型のBluetooth接続イヤホンだ。音楽・ビデオ視聴だけでなく、通話にも対応。ANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載で、外部ノイズをシャットアウトできるなど、昨今のトレンドはひと通り押さえたつくりとなっている。連続使用時間は約5時間(音楽再生)と、基本性能も申し分ない。

 ここまでなら既存の製品と大きな違いはないが、Amazonならではと言えるのがAlexa(アレクサ)に対応しているところだ。アレクサアプリをスマホにインストールしてやる必要はあるものの、宅内設置型のアレクサ対応製品と遜色ない機能が使える。天気やニュースの確認のみならず、宅内にある対応スマート家電への指示出しもできる。面白いと思ったのは、Amazonで購入した電子書籍をAudibleで読み上げてくれる機能だ。こちらはあくまでアレクサアプリの機能なのだが、イヤホン経由で起動するだけでも便利だと感じた。

スマホにインストールしたアレクサアプリでさまざまな設定や操作ができる

 使用感だが、耳へのおさまりはかなり良い。というのも、イヤーチップのほか、ウィングチップという耳にフィットさせるカバーが複数同梱されており、自分の耳に合うものを選択できるからだ。単純なフィット感だけでなく、音響的にもフィットしているかどうかを先述のアレクサアプリがチェックしてくれて、最適な視聴環境にカスタマイズができる。……のだが、筆者はなぜか左耳のチップがどれもうまくフィットせず、痛いのだ。音響的にはいまいちでも、痛みの少ないチップを選択せざるを得なかった。

イヤーチップとウィングチップのフィット具合はアプリが測定してくれる。耳が痛くないものを選択したので、スコアはいまいち

 とはいえ、音質が極端に悪くなったという印象もないので良かった、ということにしておきたい。

 こうして一度フィットさせてしまえばあとは快適で、頭を強めに振ってもずれることはなく、また本体タップによる再生/停止や音量、ANCの切り替えも反応が良く、使っていて気持ちがいい。IPX4等級の防水対応とのことで、激しい水濡れには対応しないが、汗程度であれば問題なさそうなので運動時に使うのもよさそうだ。

4種のイヤーチップと、耳にフィットさせるウィングチップが3種付属する

 基本性能はもちろんのこと、アレクサでスマホ操作をするなど、なにか役に立ちそうなアレクサスキルを探すのも楽しい。あとは、屋外でも照れることなくアレクサにお願いできる度胸を身につけるだけ、だろうか。

製品名発売元実売価格
Echo Buds(第2世代)アマゾン1万2980円
Amazonで購入