外出先での作業中にスマホを立てておける、スマホリングにもなる一体型スタンド

　スマホを使わない時、画面が見えるように立てておきたいというニーズは少なからずある。着信があってもすぐ気づくし、音声アシスタントに問い掛けた時の反応もすぐにわかる。

本体はブローチのような形状

　もっともこれが自宅ならともかく、外出時でも立てておきたいとなると、いちいち持ち歩かなくてはいけないので面倒だ。今回紹介するスマホ背面貼付けスタンドリングは、そうした場合に重宝する製品だ。

このように2つの軸でアームを伸ばすことができる

両面テープでスマホに貼り付けた状態

360度回転させることもできる

　これはスマホの背面に貼り付け、スマホを見やすい角度で立てられる製品だ。角度調節の自由度も高く、調整するのもお手のものなので、外出先でPC作業をする時に重宝する。見た目はひ弱に見えるが、構造自体は頑丈で、使っていて不安はない。

　また本製品の最大のポイントは、スタンドとして使う以外に、スマホリングとしての役割も備えた2WAY製品であることだ。これならば、ふだんはスマホリングとして使い、外出先での作業時には変形させてスタンドとして立てておける。

展開することでスタンドになる。角度調整の自由度も高い

横向きにすれば動画鑑賞などに役立つ

半開きの状態で指を通しやすい角度に回転させればスマホリングの役目も果たす

角度によってはかなり深く指を通すこともできる

　貼り付けは両面テープで行う。ソフトタイプの保護ケースの上から貼り付けると根元から不安定になるので、柔らかいTPUではなく硬いポリカーボネートなどのケースと組み合わせたほうがよい。また立てた状態では左右に倒れやすいので、充電中にケーブルを引っ掛けないよう気をつける必要はある。

　またスタンド機能の有用さに比べ、スマホリングは角度の自由度は低いこともあって、専用品と比べて持ちやすさはイマイチだ。どちらかというとスタンドとしての利用が主で、たまにスマホリングとして使う場合に適しており、スマホリングが用途としてメインになるようであれば、別の製品を選んだほうがよい。そうした特徴をきちんと把握した上で、選ぶべき製品と言えそうだ。

かなり厚みがあるのがネック。ワイヤレス充電との併用は難しい