本日の一品
クラウドベースで自宅を見守れる「Google Nest Cam」シリーズ
2022年1月19日 06:00
最近また雲行きが怪しくなりつつあるものの、少し前まで新型コロナウィルスの感染拡大がひとまずの落ち着きを見せてきた先日、筆者の勤務形態も在宅から出社へ変わりました。ここで発生した問題が一つ。弊家は共働きのため、学校から帰ってきた子どもたちに留守番をしてもらう必要があるのです。
もう小さい子というわけでもないので大丈夫だろうとは思いつつ一抹の不安は残ります。ということでGoogleのホームカメラ「Nest Cam」シリーズを使って、自宅のセキュリティを強化しつつ子どもたちを遠隔から見守ってみることにしました。
野外にも屋内にも設置可能なホームカメラ「Nest Cam」
「Nest Cam(ネストカム)」は自宅のWi-Fiに接続し、アプリ「Google Home」と連動させて使用する防犯カメラです。
筆者が導入したのはバッテリー式のもので、家の入り口の柱などに設置しておくと、自宅に接近するものの動きを捉えてスマートフォンに通知を送ったり、動きを感知してからの数秒間を録画します。IP54相当の防水/防塵性能を備えるので、野外に設置しても(ある程度は)大丈夫なようす。完全に防水というわけではないので強い風雨に長時間さらすのは避けたほうが良さそうです。
筆者宅の場合、庭を野良猫たちが通り道にしているらしく、庭を監視しているといちいち猫を感知して通知を送ってきてしまいます。野良猫の定点観測に役立つのは理解したので、屋内用のカメラとして帰宅した子どもたちを見守ることにしました。バッテリー式のNest Camも、専用台座「Nest Cam Stand」を使用すれば電源に接続したまま使用できる据え置き型の監視カメラになります。
とりあえず部屋の棚の上に設置してみたところ、画角が広くほとんど部屋全体を見渡すことができました。レンズが明るいためか、部屋の照明がなくても日中ならほぼ問題はありません。
これで前述の動体を検知する機能を用い、侵入者があった場合には検知できる……と思います。筆者の場合、そのような機会はなく(あっても困りますが)、Nest Camはもっぱら自宅の猫が健やかに昼寝している様子や、子どもたちが学校から帰ってきてちゃんと宿題をやっているか否かの確認などに使っています。離れていても家族の元気な様子が見守れて良い感じです。ちなみに宿題はやっていませんでした。
玄関先に設置できる次世代カメラ付きインターフォン「Nest Doorbell」
「Nest Doorbell(ネストドアベル)」は名前の通り、玄関に設置できるカメラ付きのインターフォンです。Nest Camと同様に、家庭内のWi-Fiに接続してGoogle Homeアプリと連動することで、スマートフォンをはじめ、「Google Nest Hub」などのスマートディスプレイもインターフォンとして利用できるようになります。
インターフォンなのでボタンを押さないとカメラとして機能しないのかと思ったらそうではなく、前述のNest Camと同様に動くものを検知して自動的にカメラが作動し、録画をしてくれるドライブレコーダのような機能を備えています。
さらにGoogleが本製品群のために用意しているサブスクリプションサービス「Google Nest Aware」に加入すると、カメラで捉えた人物を記憶して自動的に「誰」が訪ねてきたのかも判別できるようになるようです。
筆者宅にはもともと録画機能の付いたカメラ付きインターフォンを備わっています。しかし設置されている門扉と家の玄関が庭を隔てて少し離れており、インターフォンを押さずに玄関前まで人が勝手に入ってくることがままあります。
だいたいは知己の業者やご近所さんなのでほぼ問題ないとはいえ、近所に不審者の出没情報があり、家に子どもだけという状況では不安にもなろうというもの。玄関なら奥まった屋根の下にあるので風雨を防げますし、玄関先なら明確な意図をもって接近してくる人を感知できると思ったので、同製品を設置してみることにしました。
設置を試みてから1カ月ほどのところ、幸いにして不審者を捉えたことはなく、動体検知で捉えるほとんどは荷物を「置き配」にきた配送業者の方でした。ただ何事もなかったことは防犯に備えない理由にはなりません。万が一の場合に備え、そして「この家は防犯対策をしている」と周囲に知らせる目的にも役立つ一品だと筆者は思いました。
ちなみに従来のカメラ付きインターフォンよりも比較的に安価かつ設置も簡単なので、単純に旧来の呼び鈴から乗り換えたいという方にもオススメの一品です。ただWi-Fiを使用する関係上、自宅のWi-Fiが届く場所に設置する必要があるのと、1カ月ほど持つとはいえ本体のバッテリーへの充電を忘れずにしなければならない点はご留意いただければと思います。
製品名 | 購入場所 | 価格 |
---|---|---|
Google Nest Cam(屋内、屋外対応/バッテリー式) | Google Store | 2万3900円 |
Google Nest Cam | Google Store | 3900円 |
Google Nest Doorbell | Google Store | 2万3900円 |