本日の一品

賃貸でも設置しやすい、ソーラー充電対応の「+Style セキュリティカメラ」

 スマートスピーカーが登場して以降、積極的にスマートホームの構築にはげんでいる人は多いだろう。

 筆者もその一人で、導入のしやすい照明やさまざまな機器のリモコンの代わりになるスマートリモコンなどに始まり、気づけば自室と子供部屋にホームカメラを設置してみたり、テレビに備わっているスマートスピーカー連携機能を使って、電源のオン・オフやチャンネル変更してみたりと、なんでも音声で操作するようになっている。

 ほかにも言い出すとキリがないくらいで、少なくとも自室の家電のほとんどは音声で操作できるようにするくらい、スマートホームに夢中だ。

 自室にホームカメラを設置しているのは、自室が作業場であり、仕事に必要な機材が山ほどあることから「もし、不在中に盗難に入られたら」といった心配からという理由がある。そして、この心配の先に今あるのが「外の様子もチェックできるようにしておきたい」という欲求だ。

 当たり前だが、外を見るとなると玄関先でもベランダでも屋外への設置になる。

 屋外に設置する以上、雨風にも耐えられる防水や防塵仕様になっている必要があり、たとえば「Google Nest Cam」など、屋外設置が可能な製品も特に最近になって手頃な値段で購入できるようになってきた。だいぶ導入の敷居は下がったといえるだろう。

 それでもなかなか設置が難しい事情がある。それは電源だ。

 製品によっては、充電式や交換式のバッテリーのものもあるが、いつの間にか電池切れしてしまうのでは監視カメラのように使うには、いささか不安が残る。

 一番いいのは、AC電源をしっかりつなぐことだが、筆者宅は賃貸なので壁に穴をあけ、外のカメラに電源ケーブルをつなぐようなことはできない。

 もし、それをやろうものなら退去時に、現状復帰にかかる費用だけでも結構かかってしまうだろう。つまり、用途と物件事情がかみ合わず、屋外へのカメラ設置は諦めていた。

 そんな中、プラススタイルから丁度良さそうな製品が発売されたのでご紹介したい。

 「+Style セキュリティカメラ」はその名の通り、監視カメラのように屋外での利用を想定したネットワークカメラだ。

 「+Style」ブランドを冠している通り、スマートホーム機器としてスマートスピーカーなどに連携させて利用することができる。

 この製品のおもしろいところは、電源にソーラーパネルを選択できることだ。つまり、カメラへの電源供給のために、壁に穴をあけるなどの加工をせず、すべて屋外への設置で電源問題も解決してしまえるというのが、ほかの製品にはない強みといえる。

 「ソーラーパネルでの電源供給じゃ、夜間や天気の悪い日が続いたらダメなんじゃ」と心配になるが、カメラ自体にもバッテリーが内蔵されているので昼間は太陽光で充電し、夜間は本体のバッテリーで稼動するという仕組みになっているので問題はない。

 また、屋外への設置となるとWi-Fiの受信感度も気になるところだ。

 設置場所はおいおい決めるとして、とりあえずセットアップをおこない、ベランダに適当に置き、窓もカーテンも締め切った状態で試したところ、カメラの映りも十分にキレイで、映像も途切れることなくスマホから確認できた。

 電源問題も解決でき、映りも十分とあれば賃貸暮らしの方にとって、かなり有力なセキュリティカメラの候補になるといっていいだろう。

 ソーラーパネルとの接続は、microUSBだが、少し奥まった場所に端子があるだけでなく、その周辺のmicroSDカードスロットや電源スイッチまでをしっかり覆うため、屋外で使っていて浸水してしまったり、ケーブルが抜けてしまったりという心配の必要もなさそうだ。

 microSDカードが挿せるので、もちろん録画もできる。設置目的にもよるが、動体検知したらスマホに通知する機能もあるため、より強くセキュリティを意識した使い方にも対応するのはうれしい。

 初期設定も「+Styleアプリ」からかんたんにでき、また設定後もほかの+Style機器同様に、同じアプリ内で行えるなど、使い勝手も悪くない。

 スマートスピーカー、それもディスプレイ付モデルと連携させれば、スマホのアプリを開かずともカメラの映像を確認できるなど、欲しい機能はひととおり揃っている。

 何より、屋外へのカメラ設置の課題であった電源問題をクリアしている点もあり、これまで賃貸で壁に穴があけられないなど、興味はあっても手を出せないでいた人にはオススメしたい製品だ。

製品名発売元実売価格
+Style セキュリティカメラプラススタイル1万980円