本日の一品
もはや懐かしい? Bluetoothオーディオレシーバーを買った
2021年10月25日 06:00
久しぶりにBluetoothオーディオレシーバーというものを購入した。オーディオテクニカの「AT-PHA55BT」というものだ。
完全ワイヤレスイヤホンが珍しくない今の時代、こういったレシーバーを購入する人は少数派かもしれない。
筆者は普段、USB Type-C変換アダプターを用いて有線イヤホンを使用している。しかし、かつて欲しいとは思いつつも、高価で購入に二の足を踏んでいたこのレシーバーが、ある日だいぶ値下がりしているのを見つけてしまったので、つい購入してしまった。
個人的な好みで、「イヤホンはコードがあったほうがいい」というのもあり、なかなか完全ワイヤレスイヤホンに手を出せていないのだが、少しだけ時代に追いついた気分である。
便宜上、オーディオレシーバーと説明したが、AT-PHA55BTは「ワイヤレスヘッドホンアンプ」を名乗っており、音質へこだわった製品という立ち位置のようだ。ESS Technology製のハイエンドなSoCを採用し、ダイナミックドライバー向けとバランスドアーマチュアのイヤホンそれぞれに合わせたモードがあるのも特徴的だろう。
筆者はダイナミック型の「SHURE SE215」というイヤホンを使用しているが、メーカーの指示通りダイナミック向けのモードで使用している。
コーデックとしては、LDACのほか、aptXとAACに対応する。筆者の残念な耳では「うん、いい音だ」としかならないのだが、変換アダプター経由(DAC内蔵型)よりもこちらのほうが高音部分がすっきりしているように思える。
ディスプレイは搭載しないので、スマートフォンの通知などを見ることはできない。側面には再生・停止ボタンと音量ボタンがある。音量のアップダウンのボタンがそれぞれ、長押しすることで曲送り・戻しも兼ねているが、ここは独立したボタンにしてほしかったというのが正直なところ。
パッケージには本体のほか、充電用のケーブルや衣服などに取り付けて使えるクリップが入ってくる。筆者はたいてい、ズボンの前ポケットに引っ掛けて使用しているが、スマートフォン本体との間にコードがないとやはり快適だ。
Type-C端子に接続するイヤホンは、雑に扱うとスマートフォン本体側も傷めそうで、すこし扱いに気を使うところがあったが、これならストレスフリーだ。当たり前といえば当たり前だが、スマートフォン本体を取り出さなくても曲送りなどの操作ができるのがいい。
コードもあるから、ホームから線路に落とすようなこともきっとないだろう。たぶん。
実売価格は1万円程度とそれほど高価ではない。もし、好みのイヤホンを持っているなど、有線イヤホンにこだわる理由があるのなら、検討してみてはいかがだろうか。
製品名 | 発売元 | 実売価格 |
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AT-PHA55BT | オーディオテクニカ | 1万664円 |