本日の一品

手で切れるプチプチが「スパスパ」に。梱包にイノベーションを起こすかも!

プチプチが進化して「スパスパ」に

 大事なものの梱包に欠かせないプチプチ。指先でプチッとつぶすと、なんとなくストレス発散にもなるプチプチ。それが令和のこの時代になって進化し、その名も「スパスパ」となって新登場した。

 具体的にどこがどう変わったのかというと、プチプチ1つ1つがスクエア形状になり、きれいに手でカットできるようになったところ。従来のプチプチだとハサミで切らなければならず、しかもまっすぐ切るのが難しかったりもした。新しい「スパスパ」なら、そんな問題とはおさらばできる。

プチプチ1つ1つがスクエア形状になっている

 正確に言えば、どこからでも手でカットできるというわけではない。格子状になったプチとプチの間が他よりわずかに広くなっているライン、大きさとしては2.5×5cm(2×4マス)単位であればきれいにカットできる作りになっている。

指先で示したところがカットラインの交点

 そのラインを境に、左右に引っ張るというより、ラインに沿って手前と奥に割くような感じで引っ張ることで、まっすぐピリピリとカットできる。切り始めのところだけはスパッといかないときがあるので、そこだけ注意したい。

前後に割くような感じで引っ張るときれいにカットできる

 わざわざハサミを使わずに済む、というのもメリットだけれど、梱包する荷物の形やサイズに合わせやすいのも便利なところだ。たとえば従来のプチプチで小物を包むと、折りたたんだ部分で無駄にボリューミーになってしまっていた。でもスパスパなら、あらかじめ余計な部分をカットしておくことが簡単にできるので、必要最小限の梱包材で、送料を抑えることにもつながりそう。

従来のプチプチだと……
余計な部分を折りたたんだときに、かなりボリューミーに
スパスパだと……
あらかじめこんな風に手軽にカットしておける
必要最小限の厚みに仕上がる。送料を抑えられるかも

 2021年7月現在は、製造元公式のWebショップのみの取り扱い。販売単位は幅1200mmの42メートル巻、または幅600mmの42メートル巻×2本、かつ法人・個人事業主向けとなっている。個人ではすぐには使い切れそうにないサイズしか選べないのがややネックだろうか。

1200mm×42メートル巻。2、3日に1回は荷物を発送している筆者としては、これくらいの量があると安心

 ちなみに、プチプチをつぶす感覚は、このスパスパだとややキレに欠ける印象。「プチッ」よりも「フシュ」という気が抜けた音になる率の方が高いように思える。その代わりに、手できれいにカットできる快感を存分に味わいたい。

製造名発売元価格
スパスパ川上産業3432円