外出先への持ち歩きに最適、メモリーカードケースが合体したカードリーダー

　旅行などでデジカメを持ち歩く場合に、出先で溜まったデータをノートPCなどに移す必要が生じる。ノートPCにカードリーダーがない場合は、外付けのカードリーダーを持参することになるが、こうした場合に便利なのが、今回紹介するメモリーカードケース付きカードリーダーだ。

製品外観。見た目は一般的なカードリーダー

　SDカードやmicroSDなど、4つのスロットを搭載したこのカードリーダー、読み取りの機能そのものは一般的で特筆すべき点はないのだが、最大の特徴は本体上面に、メモリカードを入れられる収納ケースが合体していることだ。メモリカードの予備を入れ、旅行や外出などに持ち歩くにはぴったりというわけだ。

正面にはSDカード、microSD、メモリースティックDuoのスロットを備える

左側面にはM2のスロットを備える

　ケースに入れられるのは、SDカードとmicroSDがそれぞれ1枚、さらにメモリースティックDuoとM2もそれぞれ1枚ずつ入れられる。メモリースティックDuoとM2を入れるスペースを流用すれば、microSDをプラス3枚ほど入れることができるので、SDカードとmicroSDに絞れば、前者を1枚、後者を3枚入れられる。これだけあれば予備としてはじゅうぶんだ。

USBケーブルは底面に折りたたんでおける。持ち歩きを前提とした設計だ

最大の特徴は上面がメモリカードケースになっていること

SDカードの下にmicroSDを入れつつ、、本来はメモリースティックDuoとM2を入れるスペースにもmicroSD3枚を入れられる

これにより、SDカード×1、microSD×4を同時に持ち歩ける

　外出先の利用に向いたこの製品、ケーブルもショートタイプで、背面に折りたたんで本体にくっつけて持ち歩くことができるので、バッグの中でかさばることもない。上面のケースのフタも、不用意に開いたりすることなくパチンと閉まるので、本体を取り出した時にうっかりフタが開いてしまって、メモリカードがバラバラとこぼれる心配もない。

上面のスモークのフタは成形もしっかりしており、不用意に開くこともない

　USB 3.1に対応した本製品、価格も安く、外出先に気軽に持ち歩けるカードリーダーを探しているのであれば、候補に入れておきたい製品だ。同じコンセプトでUSB Type-Cに対応したモデルも、いずれ見てみたいところだ。

PCと接続した状態。一般的なメモリカードリーダとして使える

使用時はLEDが青く点灯する