本日の一品

スタンドにもなる、iPhone付属の充電器とケーブルを持ち歩けるホルダー

 サンワダイレクトの「200-CA036」は、iPhone付属の5V充電器とLightningケーブルをまとめて持ち歩けるホルダーだ。バッグの中で何かとかさばりがちなこれらの付属品を、コンパクトにまとめることができる。

 使い方は簡単で、リール状になった本体中央に充電器をはめ込む。続いてUSBコネクターを側面にはめ込み、周囲にケーブルをぐるぐると巻きつける。これによって、充電器とケーブルをひとまとめにして、手のひらに乗るサイズにまとめられる。

パッケージ。サンワダイレクトの取扱だが、もともとはMMS Jellyという台湾メーカーの製品だ

 本製品に似た構造の製品は過去にも存在しており、一時期は百均で売られていた製品もあったほどで、価格面でのメリットは残念ながら皆無だ。本製品の利点は、主に2つのポイントに絞られる。

製品本体。1パーツ構成ながら複雑な形状をしている
まず中央部のくぼみに、iPhoneの充電器をはめ込む
続いて側面にLightningケーブルのUSBポートをはめ込む
そのままケーブルを外周部に巻き付ける
最後にコネクタ部を四隅のフックのいずれかに引っ掛けて完成

 ひとつは、既存の製品に比べてコンパクトなことだ。既存の同等製品は、iPhoneと変わらないほどの大きさだったのに対し、本製品は非常にコンパクトにまとめられている。そのぶんケーブルがやや余ってしまい、露出した格好になるのは賛否が分かれそうだが、バッグに入れる時は本製品のほうが圧倒的にコンパクトだ。

充電器とケーブルを装着した状態。コンパクトにまとまる
裏面。上部にプラグと同じ幅の、2つの縦長の穴が空いていることがわかる
充電器を取り外し、その穴に差し込む

 もうひとつは、スマホスタンドとして使える機能が備わっていることだ。仕組みは非常にユニークで、本製品の中央にはめ込まれている充電器を取り外し、背面の2つのスロットにプラグ先端を差し込むことで、充電器で本体およびスマホを支えるという、なんとも豪快なギミックである。アイデアを褒めるべきなのか、それともツッコミを入れるべきなのか、判断にやや苦しむ。

iPhoneを表側のツメに立てると…
スマホスタンドとしてiPhoneを立てることができる
背面。充電器を支えとして使うという、なかなか斬新な構造

 ほかにも、ケーブルは収納するたびに充電器のコネクタから抜く必要があったりと、もうひと工夫ほしかった点はないわけではないが、アイデア自体はユニークで、また実用性もある。販売価格にもよるが、人によって合う合わないがあることを前提に試してみると、意外な使い勝手のよさに驚くこともありそうだ。

製品名販売元実売価格
200-CA036サンワダイレクト1080円(税込)