本日の一品

冷却台で夏場のノートPCの発熱対策

 夏場の悩み事といえばPCの発熱です。エアフローがしっかりしているデスクトップPCならともかく、筆者が使用しているのはノートPC。しかも筆者はあまり冷房に強くないので、弱めに冷房をかけた部屋でゲームやら動画の視聴やらをしていると、ちょっと心配になるくらいノートPCの本体が熱くなります。しまいにはキートップまで熱くなってくるので、作業をする手が汗でベトベトになる始末。

MAMiO「冷えまCOOL」。シンプルな外観です。

 あまり熱が籠もり続ける状態は電子機器にとって良くないでしょうし、引いては故障や不調の原因になりそうで心配、第一に単純に作業をしていて手に汗をかくのは不愉快なので、試しにノートPCの冷却台を購入してみました。MAMiOの「冷えまCOOL」という製品です。

底面。2段階に角度をつけられるようになっており、同体内に2機のファンを備えています
電源はUSB経由。オスメスがが両方ついているのでどちらからでも給電可能なようです

 同製品はメッシュ状の金属板の間に2枚のファンが備え付けられている簡単な冷却台です。電源はPCのUSB端子(もしくは外部のUSB電源)から取得します。ON/OFFスイッチ等はなく、USBを接続すればファンが回転をはじめ、ノートPCの底面に風を吹き付けるという単純な構造になっています。大きさは、筆者が所持しているMacBook Air(Mid 2012)の本体にぴったり隠れるくらいなので、A4サイズのノートならジャストで収まると思います。

ストッパーがついており、ノートPCのずり落ちを防止できるようになっているのですが……
そのまま作業しようとすると手首と干渉します。外付けキーボードを使うなどしたほうが良さそう

 価格もさほど高くない製品なので、劇的な効果までは期待していなかったのですが、実際に使ってみるとそこそこちゃんと冷却はしてくれるようです。試しにYouTube動画を回しっぱなしにするなどして負荷をかけて検証してみたところ、CPUの温度はさほど下がらないものの、ファンの回転数が抑えられていることが分かりました。動作音はそれなりにするものの、部屋の中でエアコンやらサーキュレータを動かしている事を鑑みると気になるほどでもありません。

MacOS標準の"iStats"で温度とファン回転数を観測してみました。左が冷却台がない状態。本体がぐんぐん熱くなり、ファンの回転数が赤く点滅するほどになります。右が冷却台にのせた状態。CPU温度はあまり下がりませんが、ファンの回転数が抑えられるので、それなりに冷却の効果はあるようです。

 まだまだ厳しい暑さが続くようです。作業マシンとしてノートPCをお使いの方は、導入をご検討してみてはいかがでしょうか。

製品名購入場所価格
冷えまCOOLAmazon1880円(税込)
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