本日の一品

荷物を少しでも軽く減らしたい人向けの2ポート搭載ACアダプター

 スマートフォンもPCも、バッテリーが切れてしまえばただのお荷物になってしまう。かといって、それを防ぐためのACアダプターやモバイルバッテリーなどをいくつも持ち歩くのはなんだか本末転倒のような気がする。

「cheero 2 port PD Charger(PD 18W+USB)」

 できるだけバッテリー持ちの良い端末を選んだとしても、旅行などで数日間持続させるのは難しいだろう。AC電源があればそこから電力を得たいが、できるだけ荷物は減らしたい――それを叶えてくれるのが、「cheero 2 port PD Charger(PD 18W+USB)」(以下、2 Port PD Charger)だ。

PD対応USB Type-Cポートのほか、端末に応じて電力を制御するUSB Type-Aポートも備える
海外の電圧にも耐えられる100-240V対応。2ポートで最大30W給電ができる

 2 Port PD Chargerは、23×62×60mmというコンパクトなサイズに、最大18Wで給電できるPD対応のUSB Type-Cポートと、最大5V/2.4A(12W)で給電できるUSB Aポートを搭載している。

プラグは折りたたみ式。ほんの少しの気遣いが、携帯性を高める

 重さはわずか約110gなので、ほとんどのACアダプターよりも軽い。充電用のケーブルを1本用意するだけで使えるというのも魅力的だ。2つのUSBポートを搭載しているため、充電器をひとつ減らすことができるとも考えられるだろう。

NECの「LaVie Pro Mobile」で使用したところしっかり充電されている

 実は先日、ひょんなことから重さ約837gというNECの「LaVie Pro Mobile」を購入したのだが、同機種は充電用にPD対応のUSB Type-Cポートを備えている。ノートパソコンの充電に必要な出力は機種によって異なるが、LaVie Pro Mobileの場合はわずか15W以上で給電できるという。同製品のACアダプターは約203gなので、これを2 Port PD Chargerに置き換えるとおよそ半分の重さで済ませられる。

作業開始時の16時41分には89%だった(左)20時30分には内蔵バッテリーが満充電に(右)

 実際に利用してみたところ、ノートパソコンのような機器の場合は、作業しながらだとほぼ給電のみという状態に近い。ただ、ときどき手を休めながらであれば、少しずつ残量が回復する。

 PCの急速充電はできなくても、滞在先にあるACコンセントにつなげて作業しながらのんびりと内蔵バッテリー残量が回復するのを待つ、または寝ている間に充電する、という使い方にマッチするのではないだろうか。

 カラーはホワイト、ブラック、ピンクの3色。充電器としては珍しく、カラーバリエーションにピンクがあるのはうれしい。各バッグに常備するため、残る2色を購入し全色制覇したくなってしまった。

製品名発売元販売価格
cheero 2 port PD Charger (PD 18W+USB)ティ・アール・エイ1980円